俳優・瑛太が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』(7月14日スタート、毎週金曜22:00~)の主題歌が、SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. Yojiro Noda の「ユメマカセ」に決定したことが5日、わかった。世界的に活躍するジャズバンドで、同ドラマの音楽(劇伴)を担当するSOIL&"PIMP"SESSIONS(以下ソイル)が、RADWIMPSの野田洋次郎をフィーチャリング・ヴォーカリストに迎えた楽曲だ。
同作は、1980~1989年に『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載された弘兼氏の同名漫画を原作とする探偵ドラマ。主演の瑛太をはじめ、深田恭子、森田剛、蒼井優、リリー・フランキー、山口智子らが出演し、映画『モテキ』や『バクマン。』などのヒット作を手がけた大根仁が脚本・演出を務める。
「ユメカマセ」は同ドラマのために書き下ろされた楽曲で、作曲をソイルが、歌詞と歌を野田洋次郎が担当。ストリート感あふれるソイルの音楽に、ドラマからインスパイアされた野田の歌詞と歌が絶妙に絡み合う、つい口ずさみたくなるような楽曲になっている。ソイルは過去にも国内、海外の数多くのアーティストとコラボレーションを行っているが、野田が歌詞とボーカルの参加で他アーティストとコラボレーションを行うのは今回が初めて。
野田は「今回は会心の一作ができました」と自信。「ソイルさんとの作業は心地よく、メンバーの皆様は素敵な人達で、ありがたかったです。ドラマもきっと素晴らしいものになると思うので、そこに僕の声で参加できたのはうれしいですし、少しでも煌びやかさだったり、奥行きだったりが曲で出せていたらうれしいと思います」と話し、「ぜひ、聴きこんで歌っていただきたいと思います」と語る。
また、SOIL&"PIMP"SESSIONSの社長は、初めてコラボした野田について「言葉の選び方、歌唱のスキル、表現力、全てにおいて『怪物』だなあと圧倒されました。僕らが書いたメロディーを見事に高いレベルの芸術に昇華させてくれた彼には、尊敬の念を禁じ得ません」と称賛。「この曲のアイデアの原点は、90年代初頭にロンドンのクラブを席巻していた ACID JAZZ サウンドです。どこか怪しい雰囲気を持つジャジーでグルービーなソイルのバンドサウンド。そこに野田君のボーカルという新たな武器とともに現代に蘇らせました」と説明し、「この曲が『ハロー張りネズミ』の世界に、興奮を誘う耳新しさと、色鮮やかな懐かしさを添えられていたとすれば、とても幸せなことです」と感激している。