AKB48を卒業する田名部生来(24)が、4日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『AKBINGO!』(毎週火曜24:59~25:29)で、後輩メンバーに向けてメッセージを贈った。

田名部生来

先月26日に卒業公演を行い、7月23日の握手会でメンバーとしての活動を終える田名部。同番組では"最後の授業"となり、自身のキャッチコピーについて「干されのカリスマ」と自虐的に説明して笑いを誘った。

個人の活動をしている際には、小さい女の子から「まゆゆ(渡辺麻友)のサインをもらってきて」と頼まれた苦い記憶も。「私もAKBなんだけどな……」とショックを受け、結局サインはもらわなかったという。

グループの中では目立たなかったものの、メンバーからは慕われる存在。2016年のじゃんけん大会で優勝した話題になると、「感動しました」「自分のことのようにうれしくて」「ほとんどのメンバーが泣いていました」など後輩から次々と声が上がる。

田名部が優勝したじゃんけん大会で5位になった福岡聖菜(16)は、「空き時間に、大先輩なのに一緒に遊びに行ったり付き合ってくださったりすることが、(メンバーから)すごく愛される理由だと思います」と証言。この言葉に田名部は「泣きそう……」「本当にかわいがってるんです。孫のように……」と目を潤ませた。

島田晴香(24)も「田名部さんを嫌いな人は絶対にいない」と断言する。田名部は涙を流しながら「ありがとうございます……」と頭を下げ、「よかった。『AKBINGO!』も出られたし」と感謝しつつ、「5年ぶりに」とオチをつけた。

最後に後輩メンバーへの言葉を求められ、「いろいろ考えたり、悩んだりしたんですけど、自分の前で応援してくださるファンの方がいっぱいいて。本当にファンの方を裏切らなくてよかったなと思えた。後悔なく思いっきりやれたAKB48人生だったので、これからどんな道が待っているのか分からないですけど、今はすごくすっきりしてワクワク楽しみなので、一生懸命がんばりたいなと思います」。後輩メンバーからは、温かい拍手が送られていた。