ストリートアカデミーのリサーチ部門「ストアカまなび総研」は7月4日、「第1回社会人の学びの実態調査」の結果を発表した。
同調査は、セミナー、スクールから習い事まで、個人が自己負担で支払った学習や教育を目的とするすべてのものや体験を学びとし、その動機や満足度について調査したもの。調査期間は2016年12月14~28日、有効回答は20~60歳代の同社登録ユーザー1,389人。
学びの満足度は96%
過去1年間に体験した学びの種類を尋ねると、1位「本・テキスト教材」(19%)、2位「セミナー・イベント」(17%)、3位「ワークショップ」(8%)となった。
学びの種類を形式によって「独学」「遠隔」「対面」に分別したところ、対面形式が6割を占めた一方、eラーニングやスカイプ、動画といった本・テキスト以外の独学系ツールや遠隔の学びは2~4%にとどまった。
過去1年間に体験した学びの満足度は96%。満足した具体的な学びについて学美の方法を聞くと、「グループ」が68%と最も多く、同じ対面形式である「マンツーマン」の16%と差がついた。同社は「学びが、単にスキルや知識の習得というだけでなく、同じ場に集う仲間からの刺激や共感が重視されている」と推測している。
満足したと答えた学びにかかった1年間の費用総額は、「1万円未満」が27.8%、「1~5万円未満」が27.5%、「5~10万円未満」が15.8%、「10万円以上」が28.8%と、ほぼ全ての価格帯に分かれる結果に。同社は「学びの満足度は、支払った金額に影響されない」と分析している。
学びたいと思った動機を聞くと、「自分磨き・自分探し」が30%で最多。年代別でも、「自分磨き・自分探し」が全ての年代で半数を超えて1位となった。