UZUZは7月4日、有給休暇についての調査結果を発表した。調査は6月8日~22日、UZUZのサービス登録者のうち、第二新卒・既卒・フリーターとして就職活動中の20代の男女を対象にWEBアンケート方式で行われ、239名(男性140名、女性99名)の有効回答を得た。

「有給休暇を取れていない理由」

「自分が取りたいときに有給休暇を取れていますか?」と聞いたところ、男性57.9%、女性43.9%が「取れていない」と回答。有給休暇を取れていない理由について、男女ともに「有給休暇を取りづらい雰囲気で、気まずさを感じるため」(男性32.8% 女性36.1%)を挙げる人が最多に。また、男性は「業務量が多く、仕事が回らなくなるため」(20.9%)、女性では「周囲の人に申し訳ないと感じるため」(22.2%)といった理由も多かった。

「2016年に消化した有給休暇日数」

厚労省によると、2015年の平均消化日数は8.8日。そこで、有給休暇を何日くらい消化できたかを聞くと、男性の約2人に1人が「0日」(44.2%)と回答した。一方、女性では「1~4日」(27.8%)、「5~9日」(25.0%)、「10~14日」(22.2%)がそれぞれ25%程度となり、「0日」は13.9%だった。結果、同調査対象である20代(第二新卒)の平均消化日数は、5.6日となった。

「有給休暇を取得する理由」

有給休暇を取得する理由については、男性は「体調不良」(31.0%)が突出して多く、「役所での手続き」(11.3%)や「冠婚葬祭」(11.3%)を合わせると、男性の2人に1人がやむを得ない理由で取得していることが明らかに。「旅行や買い物など遊びのため」と回答した男性は19.7%だった。

一方、女性は「旅行や買い物など遊びのため」(25.9%)、「体調不良」(25.9%)、「会社から有給消化を推奨されるため」(20.4%)といった回答が上位を占めたことから、女性の方が会社から有給休暇の取得を推奨されやすく、男性と比べると有給休暇を取得出来ている人の数が多いことが伺えた。

「理想とする有給休暇の使い方」

続いて、理想とする有給休暇の使い方を聞くと、全体では、「長期の旅行」(男性28.1% 女性29.7%)、「買い物や外出などの遊び」(男性29.4% 女性28.6%)、「何もしない、家で過ごす」(男性16.2%、女性16.6%)が上位に。そのほか、「勉強や講演会などスキルアップに関わるもの」(男性17.0% 女性10.9%)」、「仕事がある日には出来ない家事」(男性7.5% 女性13.1%)といった理由で、男女間の差が見られた。

「理想とする有給休暇の使い方」

最後に、「転職活動において、企業の有給休暇の消化率はどのくらい重要ですか?」と質問したところ、「非常に重要」(男性45.5% 女性28.7%)、「やや重要」(男性31.8% 女性56.2%)と、約8割が有給消化率の高さが企業選びの際に影響すると考えていることが分かった。