妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」は7月3日、「好きな絵本作家」の人気ランキングを発表。1位は『はらぺこあおむし』で知られるエリック・カール、2位は『だるまさんが』をはじめとする「だるまさん」シリーズの作者であるかがくいひろし、3位は『ことわざ絵本』で知られる五味太郎となった。
今回の調査は、妊活・妊娠・育児中の人を対象に「ベビカム」を通じて、5月31日~6月6日にかけて実施。有効回答数は289件となった。調査項目を「絵のテイスト」「ストーリーの良さ」「面白さ」「テーマ性」と設定し、選択肢の中で回答者が「もっともよく利用する」と答えたものを多かった順にランク付けした。
1位となったのは、アメリカの絵本作家・エリック・カール。コメントでは、「『はらぺこあおむし』が好き。自分も小さい頃に好きだった絵本を、今自分の子どもに読んであげられることって、とっても素敵なことだと思うからです」(37歳女性、子ども4カ月)、「『はらぺこあおむし』は、デザイン、ビジュアル、表現力、感性が刺激される」(34歳女性、妊娠7カ月)などとあり、『はらぺこあおむし』の人気が高く、特に独特の「絵のテイスト」に魅力を感じている人が多いようだった。
2位には、2007年発売の『だるまさんが』を始めとする「だるまさん」シリーズの作者、かがくいひろしがランクイン。コメントでは、「『だるまさんシリーズ』は、繰り返しで分かりやすい。絵が柔らかい」(28歳女性、子ども5カ月)「『だるまさんが』は、絵本を読みながらからだを揺らしたり、子どもと一緒に楽しめる」(33歳女性、子ども11カ月)など、絵のテイストや、小さな子どもにも楽しめる「ストーリーの良さ」「面白さ」が支持されている。
3位には、五味太郎がランクイン。コメントでは、「子どもの頃、絵が好きで読んでいました。日本語が好きになったのはこういった知育絵本からかもしれません。特に『ことわざ絵本』はユーモアのある絵で分かりやすく説明してあり、何度も読み返した覚えがあります」(31歳女性、妊娠7カ月)「『正しい暮らし方読本』。ちょっとひねっている内容が面白い。自分が子どもの頃にとても興味を引かれた」(32歳女性、子ども2歳)など、個性ある絵のテイストや、お話の面白さに引かれる方が多いようだ。
4位以下は、4位いもとようこ、5位かこさとし、6位林明子、7位中川李枝子、8位せなけいこ/ディック・ブルーナ/とよたかずひこ/ヨシタケシンスケとなっている。