お笑いタレントの東野幸治と藤井隆が3日、東京・赤坂のTBSで行われたTBS系お笑い特番『あらびき団夏祭り2017』(7月13日23:56~24:55)の収録後に囲み取材に出席。東野は、昨年末に放送された特番で実施したオーディションにブルゾンちえみが参加し、落選していたことを明かした。
2007年10月から2011年9月まで地上波で放送された同番組は、東野扮するライト東野と藤井扮するレフト藤井をMCに、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組。はるな愛や椿鬼奴、ハリウッドザコシショウ、横澤夏子などを発掘し、地上波での放送が終了した後もネット番組として配信されるなど、根強い人気を誇ってきた。昨年末に地上波で約5年ぶりに復活したが、約半年で再び特番として放送される。
ブルゾンの落選についてスタッフから聞いたという東野は「大笑いしました」と振り返り、「だから『あらびき団』なんだなとも思うし、複雑…」とコメント。ブルゾンは今年の元日に放送された『ぐるナイ!おもしろ荘』(日本テレビ系)をきっかけにブレイクしたが、東野は「逆にブルゾンさんが『あらびき団』に合格してやっていたらここまで売れていなかったと思う。たぶんwith Bに注目していた感じになっていたから、お互いにとって良かったのかな」と冷静に分析した。ちなみに、ブルゾンから一度もその話は言われていないという。
ただ、オーディションでブルゾンのおもしろさに気付けなかったという反省から、「みなさんにも愛されるおもしろいパフォーマーを」「(ブルゾンのように)芸能界を最大瞬間風速で走っていくようなパフォーマーを見つけたい」という思いで今回のオーディションは実施されたとのこと。東野は「だから、めちゃくちゃ狂っている人は少なくなりました」と言い、「ちゃんと世の中にも愛されたい。『あらびき団』もそろそろだれかに抱きしめてほしいんだなというのがわかりました」と笑った。