SNS映え投稿分析のスナップレイスはこのほど、SNS上のさまざまなデータを独自のアルゴリズムで分析し、SNS映えするスポットを抽出する中で、47都道府県ごとにSNSのデータを分析した結果を公開。さらに、都道府県別に最もインスタ映えするスポットをひとつずつ紹介している。
スナップレイスではインスタグラムを含めたSNS上のあらゆる投稿を分析し、SNS映えするスポットだけを集めて地図上にマッピングしたサイトSnaplaceを運営している。これまでは、日本の一部エリアに限定してサービスを提供していたが、このたび、日本全国へエリアを拡大した。
日本全国へのエリア拡大に伴い、47都道府県ごとにSNSのデータを分析した結果を公開。データ分析の結果、SNS映えは「フォトジェニック(Cool!)」「笑い・ネタ(Haha!)」の2種類に大きく分けられる同社は発表している、今回はフォトジェニック(Cool!)の基準で評価が高かったスポットの内、特に女性の投稿比率の高いスポットをインスタ映えスポットと定義し、分析データを公開している。
分析対象データは、SNS映えの基準に従ってSNSから抽出し、Snaplaceに掲載される全国約4,000スポットの内、フォトジェニック「Cool!」に該当するスポットで、女性の投稿比率が高いスポットを分析。その中で、都道府県別に最もインスタ映えするスポットをひとつ抽出した。
インスタ映えスポットの特徴として同社は、「ピンク色のスポット」「海外旅行風のスポット」「ファンタジー風スポット」「アートと一体化できるスポット」と、4つの特徴があると分析している。
「ピンク色のスポット」の例として、駅全体がピンクの鳥取県の「恋山形駅」、ピンク一色の壁と扉のアートと写真を撮れる岐阜県の「養老天命反転地」、ピンクのハート絵馬が大量に吊るされている愛知県の「三光稲荷神社」、幸運を招くとされる鳥取県の「ピンクのポスト」などを例としている。
「海外旅行風のスポット」の例として、イタリア風の古民家が並ぶ茨城県の「さくら坂VIVACE」、スコットランドのお城がそのまま移された群馬県の「ロックハート城」、ドイツ・ローテンブルグの街並みを再現した東京都の「高輪プリンセスガルテン」、断崖絶壁に海の大自然あふれる福井県の「東尋坊」、アルプスの少女・ハイジを連想させる山梨県の「ハイジの村」、スペインの雰囲気漂う三重県の「志摩地中海村」、南仏の古い街並みをイメージした兵庫県の「MEDITERRASSE」、地中海を再現した和歌山県の「ポルトヨーロッパ」、ギリシャ風の建物が特徴的な香川県の「小豆島オリーブ公園」、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島を再現した高知県の「ヴィラ・サントリーニ」、ドイツの宮殿をモデルにした佐賀県の「有田ポーセリンパーク」、イースター島の長老会公認のモアイ像が並ぶ宮崎県の「サンメッセ日南」などを挙げている。
「ファンタジー風スポット」の例として、童話の世界を体感できる岩手県の「宮沢賢治童話村」、トトロに似た天然杉が愛される山形県の「小杉の大杉」、ムーミン童話の世界をモチーフにした埼玉県の「あけぼの子どもの森公園」、木の上にできた小屋が特徴の千葉県の「椿森コムナ」、メルヘンな小屋が可愛い滋賀県の「ラコリーナ近江八幡」、プリンのような形をした小屋がある奈良県の「プリンの森」、海を臨むロケーションに吊るされたブランコに乗れる福岡県の「椰子の木ブランコ」、メロン、イチゴ、スイカなどの形をしたバス停が並ぶ長崎県の「フルーツバス停」などを挙げている。
「アートと一体化できるスポット」の例として、街全体がアートになっている青森県の「十和田市現代美術館」、日本で初めての感覚をテーマにした宮城県の「感覚ミュージアム」、三角の水槽トンネルが幻想的な福島県の「アクアマリンふくしま」、雑誌の撮影で使われるウォールアートがある神奈川県の「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」、床屋さんカラーのトンネルに入れる新潟県の「越後妻有里山現代美術館」、水の中に人がいるように見えるアートが有名な石川県の「金沢21世紀美術館」、島全体がアートになっている岡山県の「犬島」、大理石アートと写真が撮れる広島県の「未来心の丘」、人と一緒にとってアートが完成するウォールアートがある大分県の「恋叶トンネル」、手で触ったりよじ登ったりできるアートが豊富な鹿児島県の「霧島アートの森」、LOVEオブジェやウォールアートが特徴的な沖縄県の「Magenta N Blue」などを挙げている。