エン・ジャパンはこのほど、「職場での人間関係」に関する調査結果を明らかにした。同調査は4月20日~5月24日、20代~40代の女性501名を対象にインターネットで実施したもの。
職場での人間関係に悩んでいるか尋ねたところ、57%が「はい」と回答した。年代別に見ると、最も高いポイントを示したのは20代(61%)だった。
職場での人間関係に悩んでいると回答した人に具体的な悩みを聞くと、最も多い回答は「過剰に気を遣う」(55%)だった。悩みの解決策について尋ねると、「無理に仲良くなろうとしない」(24歳)、「必要以上に話したり、関わらないようにしたりする」(31歳)、「休憩中は1人で過ごす」(43歳)などが挙げられた。
悩みを年代別で見ると、20代は「会話・交流の輪に入りにくい」(24%)、30代は「性格が合う人が少ない」(23%)、40代は「ハラスメントがある」(34%)、「否定的なコミュニケーションが多い」(33%)が、他の年代より多くなっている。
悩みの相手を聞くと、最多回答は「上司」(56%)、次いで「同僚」(42%)、「先輩」(40%)となった。年代別に見ると、20代は「先輩」(51%)、40代では「同僚」(48%)に対し、他の年代よりも悩んでいることがわかった。
職場で良い人間関係を築くために意識していることを尋ねたところ、最も多い回答は「挨拶」(82%)、次いで「笑顔」(62%)、「礼儀正しさ」(60%)となった。
年代別に見ると、20代は「飲み会に積極的に参加する」(20%)、30代は「積極的に褒(ほ)める」(16%)、40代は「理解・共感を積極的に示す」(49%)、「相手の意見を積極的に聞き入れる」(47%)、「自分の意見を積極的に伝える」(22%)といった項目のポイントが他の年代よりも多くなっている。