リスクモンスターは6月28日、第4回「100年後も生き残ると思う日本企業」を発表した。調査は4月25日~27日、20~50代の有識男女800名及び60代の男女200名を対象に、インターネットで行われた。なお、調査対象となった企業200社は、年間売上2,500億円以上かつ従業員数5,000人以上の企業から抽出した。
「100年後も生き残ると思う日本企業」の結果、1位は「トヨタ自動車」(41.0%)だった。続く2位は「本田技研工業(ホンダ)」(14.5%)、3位には「東日本旅客鉄道(JR東日本)」「日産自動車」(同率13.3%)がランクイン。以下「パナソニック」(13.0%)、「ソニー」(11.7%)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(11.1%)、「サントリー」(11.0%)、「味の素」(10.8%)、「日清食品」(10.5%)、と続いた。
業種としては、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本多技研工業、日産自動車)、電気機器製造業4社(パナソニック、ソニー、キャノン、日立製作所)、飲食料品製造業5社(サントリー、味の素、日清食品、キューピー、キッコーマン)など、製造業がトップ20のうち14社を占める結果に。また、製造業以外では、鉄道業3社(東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道)、航空旅客業2社(全日本空輸、日本航空)がランクインした。
「100年後も生き残ると思う日本企業」に重視するイメージでは、前回調査同様に「技術力」(44.5%、変動幅+6.9pt)や「製品・商品の品質」(36.9%、同+3.4pt)を挙げる人が多かった。また、「経営理念・姿勢」は前回から2ランクアップした。
一方、「歴史・伝統」(16.1%、同-3.3pt)や「資本力」(16.0%、同-1.6pt)は前回からランクダウン。これまでの結果である業歴や規模よりも、確かな経営理念に基づき、高品質な製品・サービスを提供していることが、100年後も生き残る条件として考えられていることが分かった。