Amazon.co.jpは6月28日、日用品などをボタンを押すだけで簡単に注文できる「Amazon Dash Button」の対象商品を、116ブランド約1,400種類に拡大した。
Dash Buttonは、Amazonプライム会員向けのボタン型端末。本体の物理ボタンを押すだけで、Amazon.co.jpの商品を購入できる。価格は各500円(税別)だが、初回注文の商品代金から500円差し引かれるので、実質無料となる。Wi-Fi経由でインターネットに接続し、Amazonショッピングアプリをダウンロードしたスマートフォンなどとペアリングさせて使う。
今回追加された商品ジャンルは、麺・パスタ、菓子類、栄養補助食品、缶詰、アルコール飲料、サプリメントヘルスケア、ハンドソープ、掃除用品、靴専用防水用品、オフィス文房具、電池の11分野だ。
アマゾンジャパンによると、2016年12月に発売したDash Buttonの売り上げベスト5は、上から「サントリー天然水」「ウィルキンソン」「エリエール」「ムーニー」で、かさばって運びにくい製品がランクインしている。
Dash Buttonの国内販売個数は非公開だが、同社広報は「アメリカにおけるDash Buttonの平均所有数は1世帯あたり2.4個。コレクターもいる」と話す。
対応ブランド/商品については、「なくなったら補充したいもの」「月に何度も繰り返し買うもの」を基準に選んでいるという。また「商品レビューをみる場合もあるが、メーカーからの申し出により扱うこともある」とのことだ。
今回は、「柿の種」「じゃがりこ」「赤いきつね」「ザ・プレミアム・モルツ」といった飲食料品だけでなく、「ネイチャーメイド」などのサプリメント、「ポスト・イット」やAmazonベーシックで取り扱う電池などのボタンを追加している。個人的には、自宅に常備している「ハッピーターン」のボタンに心惹かれた!