健美家は6月27日、「千代田線沿線駅別 マンション投資利回りの平均」の調査結果をした。対象は、2016年6月~2017年5月に不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」に登録された新規物件。

利回りランキング1位「北綾瀬駅」

千代田線(物件登録のあった14駅)を利回りの高い順にランキングした結果、1位は「北綾瀬駅」の8.44%となった。

千代田線沿線別 投資マンション投資利回りランキング2016年6月~2017年5月

同駅は現在、現行の3両から10両編成に対応するためのホーム延伸工事を行っており、2018年度には本線と直通運転を開始する計画で、これにより都心へのアクセスが向上するとともに、始発駅というメリットも発生する。こういった状況が影響してか、同駅のみ利回りが前年より1ポイント以上低下した。同社は「高利回りなのは今のうちで、今後は低利回り化が進む」と分析している。

以下、2位「綾瀬駅」7.97%、3位「北千住駅」6.51%、4位「町屋駅」6.25%、5位「千駄木駅」6.24%と続き、荒川の東側に位置する北綾瀬駅・綾瀬駅を除く12駅で利回り6%台以下となった。

千代田線は主要な街をつなぐ路線で、常磐線・小田急線それぞれと直通運転を行っており、千葉・神奈川方面への交通の便もいい。そのため、「築年数が古い等、条件が悪くても全体的に低利回りとなっている」(同社)という。