日本銀行は6月26日、2017年5月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年同月比0.7%上昇の103.7となり、47カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から0.1ポイント縮小。前月比では0.1%低下した。

新聞広告は前年同月比11.2%低下

業種別にみると、諸サービスは前年同月比1.1%上昇(宿泊サービスは同1.9%上昇、労働者派遣サービスは同1.4%上昇)、運輸・郵便は同1.1%上昇(道路貨物輸送は同0.5%上昇、国際航空貨物輸送は同3.8%上昇)、情報通信は同0.6%上昇(インターネット付随サービスは同0.1%低下、ソフトウェア開発は同1.8%上昇)、不動産は同1.4%上昇(事務所賃貸は同2.3%上昇、その他の不動産賃貸は同0.1%上昇)した。一方、広告は同0.7%低下(新聞広告は同11.2%低下、テレビ広告は同0.5%低下)した。

企業向けサービス価格指数(出典:日本銀行Webサイト)

為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比0.7%上昇の103.8となり、44カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から0.1ポイント縮小。前月比では0.1%低下した。