LCCのジェットスター・パシフィック航空は6月26日、大阪(関西)=ベトナム(ハノイ、ダナン)線を、それぞれ9月1日(ハノイ)、9月2日(ダナン)に就航することを発表。同社は大阪とベトナムを結ぶ初めてのLCCとなり、大阪(関西)=ハノイ/ダナン間をそれぞれ週4往復運航を予定している。
同路線は、全便ジェットスター・パシフィックが保有するエアバスA320(180席)での運航を予定。大阪(関西)からハノイ、ダナンへのエコノミー「Starter」運賃は片道8,800円からで、パッケージのオプションも用意する。同社は現在、ホーチミン市を拠点としてシンガポール、タイ、香港、台湾、広州などへの国際線を週100便以上、ベトナム国内線を週500便以上運航している。
航空券の予約・販売を6月26日13時開始し、片道6,990円からの就航記念の特別セールを同日18時から実施する。航空券は旅行代理店およびジェットスターのホームページより購入できる。ベトナム新規就航セールでは、大阪(関西)=ハノイ線を800席限定で片道6,990円、大阪(関西)~ダナン線を500席限定で片道6,990円にて販売する。
セール期間は6月26日18:00~27日18:00まで。搭乗期間は9月1日~10月31日となる。セールは完売次第終了し、セール期間は延長される場合がある。販売座席数には限りがあり、上記搭乗期間内でも、セールが適用されない日がある。セール運賃はエコノミークラス「Starter」の片道運賃となり、支払手数料や空港使用料、諸税などが別途必要。燃油特別付加運賃は不要。受託手荷物の料金は含まれていない。
日本とベトナムの両国は緊密な関係にあり、日本はベトナムへの投資、貿易相手国として常にランキングの上位に位置している。特にハノイには、多くの日本の大企業の製造拠点があることで、商業的なつながりも深い。2016年にベトナムに訪れた日本人観光客は74万人を超え、同社の大阪(関西)とハノイとダナン間の低運賃路線によって、今後さらに増加することが見込まれている。
ダナンには美しい海岸と4つの世界クラスのゴルフコースがあるほか、郊外には日本に影響を受けた建造物がある世界遺産の街ホイアンもあり、新たな旅先として日本人旅行客からの注目を集めている。ハノイは川や湖、山などの自然に恵まれ、ベトナムの首都ならではのアクティビティのほか、美術館やパゴダ巡り、ホアンキエム湖を中心とするにぎやかな旧市街の散策なども楽しめる。ハノイからは同社の国内路線で、ニャチャン、フーコック島、トゥイホア、ホーチミン市といった景観の美しい観光地を訪れることができる。
ジェットスター・パシフィック航空(ジェットスター・パシフィック・エアラインズ・ジョイント・ストック・アビエーション・カンパニー)は1991年に創業。ベトナム・ホーチミン市を本拠地とし、ベトナムを牽引するLCCの1社として国内・国際路線合わせて36路線を運航している。
同社は、18カ国85以上の都市に週5,000便以上を運航するジェットスター航空(オーストラリア、ニュージーランド)、ジェットスター・ジャパン(日本)、ジェットスター・アジア航空(シンガポール)からなるジェットスターグループの一員であり、ベトナムではフラグキャリアであるベトナム航空とのデュアル・ブランド戦略のもと、国内、地方市場でのプレゼンス強化のための戦略的提携関係にある。
ジェットスター・パシフィックのグエン・クオック・フォンCEOは、「このたび日本とベトナムを結ぶ直行便を就航できることを大変うれしく思います。両国は経済、社会、文化において深い友情と協力関係を築いてきました。ジェットスターだからこそ提供可能な低運賃のフライトにより、観光、ビジネスのいずれの目的でご利用いただくに関わらず、お互いの国をより深く知る機会が生まれ、『全ての人の旅行を身近なものに』というジェットスターの信念を改めて実現することができます」とコメントしている。