元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(40)が9月でジャニーズ事務所を退所し、中居正広(44)は残留を決意した。中居とプライベートで親交が深いことで知られるお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)はその選択を尊重。そのほかの同業者の証言からも、中居の人徳がうかがえる。
25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、3人の独立のニュースが取り上げられた。SMAP解散騒動の渦中にあった昨年1月、松本は同番組の収録前日に中居から連絡を受けて会い、「絶対に解散してはいけない」「独立するならまだしも、割れて解散は絶対にあり得ない」「誰も得しない」「とにかくバラバラになるのはあり得ない」などと説得したことを明かした。
また、正式に解散が発表された後には、「『世界に一つだけの花』になぞらえるわけではないんですけど、押し花になったりドライフラワーになったりするような残り方をするくらいなら、もうきれいに散ってしまった方がいいという考え方は個人的には分かるんですね」「1枚1枚花びらとしてどれだけ輝けるのか、そっちの方が魅力があるのかなと思います」などとコメント。真相に注目する声には、「本当のことは言えるわけない。それを突き詰めたら絶対に誰かの悪口になる。笑いながら言えるぐらいなら、解散もしない」「そんなことを追求していって誰が得するんでしょうね」と投げかけていた。
そんな松本にとって今回の独立と残留は、「去年のバタバタの頃から比べたら、僕は少なくともあの頃よりは良い方向に向かっていると思いますよ」と前向きな受けとめ方。「俺は聞きたないのよ」と拒んでいるが、中居は詳しい事情を話してくれるという。「聞いたって答えようがない」と言いつつも、「中居くんが残るというのを聞いた時に、『中居くんが悪者にだけは絶対にならないようにしてあげたい』というか。そこを僕はすごく思いましたね」と中居への思いを口にした。
ゲストのタレント・小島瑠璃子(23)はバラエティ番組での共演を、「収録してて思うのは、すごく大人数でやっていても中居さんがMCの番組は、オンエア的に時間が足りなくて使われなかったとしても、絶対にその場で全員をしゃべらせようとしてくれるんです。そうするまで終えない」と振り返り、「絶対に自分のことだけを考えて動くような人じゃないというのは、お仕事をしたことがある人だったら(思うはず)」と断言した。
同じくゲストのタレント・石原良純(55)も2人と同じ考え。「こじるりちゃんがそう思っているように、みんな思っている。(残留の)話を聞いても『え? なんで?』とはならない。中居さんの思いがどこにあるのか分からないけども、松本さんがおっしゃったように、悪者にならないように(したい)。中居さんのことを僕らは10年、20年見てきて、"中居正広の立ち位置・姿・生き様"みたいなことを信頼しているのかなと思います」と熱く語った。