ハウステンボスとインテル、hapi-robo st(ハピロボ)は6月23日に都内で共同記者発表会を行い、7月22日~8月5日の期間中に長崎県・佐世保市の「ハウステンボス」ハーバーエリアにて、インテル Shooting Starを使った日本初となるドローン・ライトショーを開催することを発表した。
日本初開催のドローン・ライトショーとは?
同ショーは、これまでにオーストラリア、ドイツ、オーストリア、メキシコ、シンガポール、アメリカで開催され、数億人以上の観客を魅了してきた最新テクノロジーが結集したドローン・ライトショー。ショーのシステムを手がけるインテル、独自性の高いコンテンツを提供するハウステンボス、総合プロデュースを行うハピロボの3社協力により、日本で初めて実現されることとなった。
ハウステンボスは、この同ショーを開業25周年スペシャル企画と位置づけ、300機のドローンが音楽に合わせ、様々なシーンや3Dアニメーションで飛行する世界最先端のショーとして実施する(ショーは雨天や強風時を除き、毎日開催される)。また開催期間中、7月22日には九州最大級の「夏一番花火大会」、8月5日には「スペシャルテーマ花火」が同時開催され、日本伝統の花火と最先端ライトショーが共演するのも魅力だ。
最先端テクノロジーで新たな感動体験を提案
インテル Shooting Starは、新しいタイプのUAV(無人航空機)で、フェスティバルやイベントなどエンターテイメントに特化してデザインされたもの。安全性を重視して設計され、重量はわずか約320g、実装されたLEDライトによって40億のカラーバリエーションが実現でき、あらゆるアニメーションにも簡単に対応できる。
インテルのニューテクノロジー・グループ副社長兼UAV事業本部長のアニール・ナンデュリ氏は、今回の取り組みに関して、「新しい試みに意欲的で創造性の高いハウステンボスと一緒にプロジェクトを行うことで、Shooting Starを駆使した新しいエンターテイメントが日本で実現できることになりました。今後もさらなる発展に尽力していきたい」とコメントしている。
また、今回のライトショーの総合プロデュースを行うハピロボ代表取締役社長の富田直美氏は、「テクノロジーは人を幸せをするためにあるべきだと思っています。その点、もともと埋立地で環境に優れなかったものの、今や環境改善を行って美しいテーマパークを実現し、多くの人を幸せを届けているハウステンボスで、新たな感動を届けたい」とイベントへの想いを語った。
そして最後にハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏は、ライトショーの実施について「ハウステンボスは、新たな喜びや感動の創造に挑戦しています。今回、ハウステンボスグループとインテルが協力することによって、世界最高水準のドローン・ショーを開催し、お客様に唯一無二の感動体験を提供したい」と話した。
近年、ロボットがメインスタッフの「変なホテル」をはじめ、テクノロジーを体感できる「ロボットの館」、料理長や店長がロボットの「変なレストラン」など、最先端のテクノロジーを積極的に取り入れてきたハウステンボス。今回のショーでも、ドローンを駆使したまったく新しいエンターテイメントとして国内外の注目を集めそうだ。