6月29日より動画サービス・Netflixで配信される映画『オクジャ/okja』のプレミア試写会が22日、都内で行われ、試写会前の舞台あいさつにポン・ジュノ監督、アン・ソヒョン、香川照之、小林星蘭が登場した。

左から香川照之、小林星蘭、アン・ソヒョン、ポン・ジュノ監督

「第70回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門で正式出品作品として上映された本作は、韓国の巨匠ポン・ジュノ監督の最新作。韓国の天才子役と呼ばれるアン・ソヒョンを主演に抜てきし、ソヒョンが演じる少女・ミジャが、巨大な多国籍企業に追われる親友の"オクジャ"という巨大な動物を守るために冒険を繰り広げる、というストーリーとなっている。

ポン・ジュノ監督作で、2008年公開の映画『TOKYO!/シェイキング東京』に出演したことがある香川は「僕の人生に大打撃を与えてくれた監督が何人かいるんですが、ポン・ジュノ監督はその筆頭。『TOKYO!』での撮影で、これが映画ということを教えてくれました」と振り返り、「大きな豚というスケールを持っていながら、細かいところも見られるのが面白いですね」と感想を語った。また、主演のソヒョンの印象を「スクリーンでは幼く感じますが、1年でこれだけ女性らしくなりました。目力だけは変わらないし、この役にピッタリでしたね」と絶賛し、褒められたアン・ソヒョンは「近所のおじさんみたい(笑)」と香川の印象を語って会場の笑いを誘った。

舞台あいさつの最後には小林星蘭が登壇してアン・ソヒョンにプレゼントを贈呈し、「心で会話しているような表情が上手ですごいと思ったし感動しました」とアン・ソヒョンの演技に刺激を受けた様子。続けてポン・ジュノ監督とアン・ソヒョンに「世界で活躍するにはどうしたらいいですか?」と質問すると、ポン・ジュノ監督が「日本でしっかり頑張ることが大事です。いつも通りやっていれば世界で活躍できると思いますよ」とエールを送れば、アン・ソヒョンが「ポン・ジュノ監督にお会いすればいいと思います」とアドバイス。2人の言葉受けた小林は「毎日頑張りたいと思います」と意欲を見せていた。