アウディ ジャパンはこのほど、「RS 5 クーペ」および「RS 3 Sportback」をフルモデルチェンジして受注開始した。それぞれ450PSのV型6気筒エンジン、400PSの直列5気筒エンジンを搭載する。「RS 5 クーペ」「RS 3 Sportback」ともに「R8」や「RS 6」などアウディのハイエンドスポーツモデルを手がける「Audi Sport GmbH」が開発した。

アウディ「RS 5 クーペ」

「RS 5 クーペ」のエンジンは先代の4.2リットルV8 DOHCから、2.9リットルV6 ツインターボエンジンに変更され、最高出力は450PS。8速ティプトロニックトランミッション、クワトロフルタイム4WDシステムと組み合わせて搭載される。0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は280km/hに達する。一方で、アウディ独自の燃焼方式であるBサイクルを採用することにより、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)で100km走行あたり8.7リットル(11.5km/リットル)の低燃費を実現した。

エクステリアはクワトロのロゴを配した専用のシングルフレームグリルや大型のエアインレット、専用の前後バンパー、リヤディフューザーを採用することで、「RS」モデルらしいスポーティさを強調。インテリアはファインナッパレザーのSスポーツシートやアウディバーチャルコックピットを標準装備とした。

アウディ「RS 3 スポーツバック」

「RS 3 Sportback」は新開発の2.5リットル直列5気筒の2.5エンジンを搭載し、最高出力は400PS。7速Sトロニックトランスミッションとクワトロフルタイム4WDシステムを組み合わせる。0-100km/h加速タイムは4.1秒。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)で100km走行あたり8.3リットル(12.0km/リットル)と燃費性能も高めた。

エクステリアはハニカムメッシュの専用シングルフレームグリルを備え、グリル下部には左右のエアインレットを結ぶブレードを装着。フロントトレッドは20mm、リヤトレッドは14mm広められ、ホイールアーチが外側に張り出している。車高も25mm低くなった。安全性も高めており、対向車や前走車にまぶしさを感じさせないハイビームモードを持つマトリクスLEDヘッドライト、アウディプレセンス、アクティブレーンアシスト、サイドアシスト、トラフィックジャムアシスト、リヤクロストラフィックアシストなどを標準装備する。

「RS 5 クーペ」の価格は1,257万円で、9月下旬に発売予定。「RS 3 Sportback」の価格は767万円で、11月の発売予定となっている(価格はともに税込)。