エンブラエルは6月20日、6月19~25日に開催中のパリ・エアショーにて、E190を10機追加する確定発注をJALと契約したこと発表した。今回の機材は、JALの子会社であるジェイ・エア向けのもので、同社は2016年5月にE190の運航を開始している。
ジェイ・エアは現在、E190が7機、E170が17機、合計24機のエンブラエル機を運航しており、8機が受領待ちとなっている。今回の確定発注のE190は、2017年版のカタログで定価が5,060万米ドルとなる。
E190はジェイ・エア機材では初めて「クラスJ」を設定した最新鋭機で、スマートフォンやタブレットなど、搭乗者自身のWi-Fi対応端末でさまざまなビデオプログラムを楽しめるWi-Fi無料ビデオプログラムサービスを導入している。展開路線は大阪(伊丹)=仙台/鹿児島線などのほか、2017年には大阪(伊丹)=長崎線(3月就航)、大阪(伊丹)=宮崎線(5月就航)、大阪(伊丹)=新潟線(6月就航)に続いて、8月には東京(羽田)=南紀白浜線への路線就航を予定している。
ジェイ・エアの大貫哲也社長は、「ゆとりのある座席に2クラス仕様を備えたE190は、リージョナル路線の需要を刺激し、地域活性化に貢献する。E190を導入したこの12カ月の中で、E190の運用は99.85%という高い信頼性を示し、お客さまに対して定時性を約束することができている」とコメントしている。