西日本鉄道は21日、天神大牟田線のダイヤ改正を8月26日に実施すると発表した。このダイヤ改正で大橋駅が特急停車駅に加わり、すべての特急が停車する。朝ラッシュ時間帯と平日夜間の特急の増発なども実施する。「新しい時刻は8月上旬ごろに天神大牟田線各駅および当社ホームページにてお知らせいたします」とのこと。

西鉄天神大牟田線の特急。現在は一部時間帯を除き、おもに3000形が使用される

天神大牟田線の特急はほぼ終日にわたり、西鉄福岡(天神)~大牟田間にて約30分間隔で運行される。現在の運行本数は、西鉄福岡(天神)発が平日・土休日ともに32本、西鉄福岡(天神)行が平日30本・土休日28本。一部時間帯や多客期などを除き、現在はおもに3000形と柳川観光列車「水都」(8000形8061編成)が特急に使用されている。

8月26日のダイヤ改正では、平日朝6~7時台に大牟田駅を発車する西鉄福岡(天神)行の特急を2本増発。平日22時台には西鉄福岡(天神)発大牟田行の特急を増発し、特急の最終列車の時刻を約30分繰り下げる。土休日も朝6~7時台に大牟田発西鉄福岡(天神)行の特急を3本増発する。ダイヤ改正後の特急の運行本数は、西鉄福岡(天神)発が平日33本・土休日32本、西鉄福岡(天神)行が平日32本・土休日31本となる。

あわせて平日・土休日ともにすべての特急が大橋駅に停車。日中の10~17時にかけて特急・急行が約10分間隔で停車し、利便性が向上する。大橋駅は天神大牟田線の中でも西鉄福岡(天神)駅、薬院駅に次いで乗降人員が多く、2016年度の1日平均の乗降人員は3万5,680人。今後は商業施設「大橋西鉄名店街」のリニューアル(2019年春グランドオープン予定)や屋内バス待合所の設置(2018年度中に使用開始予定)なども進められる。

ダイヤ改正ではその他、西鉄福岡(天神)駅を9時台に発車する大宰府行の急行が平日・土休日ともに1本増え、同区間の急行の始発列車が現在より約30分繰り上げられる。