2018(平成30年)年度前期NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン発表会見が20日、東京・渋谷のNHKで行われ、ヒロインに決まった女優の永野芽郁が登場した。
2018年4月2日から9月29日まで全156回を放送する同ドラマは、連続テレビ小説第98作目となる作品。人気脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品で、北川の故郷でもある岐阜県と東京を舞台に、失敗を恐れないヒロインの楡野鈴愛(にれの すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜けていく姿を描く。主人公の鈴愛役には、2,366人の応募者から朝ドラのオーディション初参加となる永野芽郁が選ばれた。
永野は「昨日、もう1回面接みたいなのがあると言われて会議室に入ったら、大人の人が結構いたんです。その中で本読みをするということでを渡されました。開いたら『あなたです』と書いてあって、気がついたら涙を流していて自分の気持ちもふわふわした状態でしたね」と明かしつつ、「まだ実感はなく、何でこんなに写真を撮っていただいているんだろう? という気持ちもありますが、ここに出てくる前に青い(衣装の)感じとマイクも青という話しをしていたら、『私、本当にやるんんだ!』と今になって少しずつ実感がわいてきていました」と心境を明かした。オーディションの結果を受けた前日は、脚本家の北川から声を掛けられたそうで、「北川さんに『大丈夫ですかね?』と言ったら、『鈴愛にぴったりだよ!』と言葉を掛けられたので、頑張ろうと思いました」と北川の一言で自信を深めたようだ。
永野が演じるヒロインの楡野鈴愛は、片耳を失聴しながらも前向きな女性で、失敗を重ねながらも自ら作り上げた扇風機が家電業界に新風を巻き起こしていく"七転び八起き"のような人物。鈴愛の印象を「すごく前向きだと思いました。片耳が聞こないんだけどすごく強くて明るいし、人に愛される子だと思いました」と語り、「初めて台本を読んだ段階で普段の自分に似ていると思いました。明るさには自信があるし、素で自由に演じられるのは鈴愛ちゃんだけだと思っています」と手応えも感じている様子だった。