英国のアストンマーティンはこのほど、レーシングカーの血統を受け継ぐ新しいブランドの第1弾「ヴァンテージ AMR」を発表した。「AMR」ブランドは今年のジュネーブモーターショーで発表され、今後は2つのモデルシリーズが展開される。

アストンマーティン「ヴァンテージ AMR」

アストンマーティンが新たに立ち上げたブランド「AMR」は、FIA世界耐久選手権(WEC)への参加からインスピレーションを受けた、きわめてパフォーマンス志向の高いブランド。今回発表された「ヴァンテージ AMR」は量産車のリミテッド・エディションで、「AMR」ブランドの中核をなす。もうひとつのシリーズとして、今年のジュネーブモーターショーでベールを脱いだ「ヴァンテージ AMR Pro」をはじめとする「Pro」モデルがあり、「Q by アストンマーティン・アドバンスド・オペレーションズ」によって製作される。

「ヴァンテージ AMR」は、430bphのV8エンジン、565bhpもしくは595bhpのV12エンジンのいずれかを搭載。オートメーテッド・シーケンシャル・マニュアル・パドルシフト・トランスミッションと組み合わされる。純粋なドライブ体験を求める上級者なら、V8エンジンで6速、V12エンジンで7速のマニュアル・ギアボックスを選択することも可能だ。

カスタマイズにも幅広く対応しており、フロント・スプリッター、ダイブ・プレーン、サイドシル、固定式リアスポイラーをパッケージにしたAMRアエロキットや鍛造アルミホイールなどをオプション装着できる。また、チタニウム・エキゾーストも用意されており、これによって14kgもの軽量化を達成することができる。

「ヴァンテージ AMR」では、V8モデル・V12モデルそれぞれにクーペとロードスターを設定。納車は2017年第4四半期から開始される予定とのこと。

「ヴァンテージ AMR」(V8モデル / V12モデル)外観・車内イメージなど