AKB48の渡辺麻友(23)が17日、沖縄県内で行われた「第9回AKB48選抜総選挙」開票イベントのスピーチで、今年いっぱいでグループから卒業することを発表した。獲得票数は14万9,132票。昨年に続いての2位で、HKT48・指原莉乃(24)に一歩及ばなかった。
「最後の総選挙」と公言していた渡辺は、「私は第1回目からすべて参加させていただきまして、本当にありがたいことに4位、5位、5位、2位、3位、1位、3位、2位という本当にファンのみなさまの応援のおかげでずっと神セブン、ベスト5にいれてくだって、ファンのみなさまには感謝してもしきれない思いでいっぱいです」と順位を振り返りながら、ファンの支えを噛みしめる。
「もう一度1位を取りたいというふうに挑戦したんですけども、残念ながら1位には及ばず、2位という結果だったんですけども、本当にファンのみなさまが今日のこの日までたくさん応援してくださって、握手会だったり、ツイッターとかでもたくさんの応援の言葉をかけてくださって本当にうれしくて幸せな時間だったので、悔いはないと言ったら嘘にはなりますが、悔しい思いももちろんありますが、でもこうして第2位という順位をいただけて幸せな気持ちです」と悔しさをにじませながらも、感謝の言葉を伝えた。
そして、「このような形ではあるんですけども、今日は全国のテレビでご覧になってくださっているみなさま、各地のライブビューイングでご覧のみなさま、そしてここにいらっしゃるすべての方々にお伝えしたいことがあります」と切り出し、「ふぅ……」と呼吸を整えてから「私、渡辺麻友はAKB48を卒業します」と発表した。
「私は12歳の時にAKB48が大好きでオーディションを受けて、このグループに入りました。今年の4月でデビュー10年目を迎えまして、23歳になり、本当にAKB48の一メンバーとしてたくさんのことを経験させていただき、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。これからは外の世界に出て、また一から新たな挑戦をしたいと、また一から出直すつもりで外の世界に飛び出そうという決意をさせていただきました」と卒業に至る経緯を説明。
「たくさんの後輩たちが増えて、みんなのスピーチを聞いていて本当に頼もしい言葉を述べていて、この子たちに将来のAKB48を託したいと思いましたし、そして普段から応援してくださっている支えてくださっているファンのみなさまへの感謝の気持ちでいっぱいです。今年いっぱいということで残り少ない時間ではあるんですけども、残りの時間の中でAKBメンバーとしての使命を果たしていきたいと思います」と意気込み、「私はAKB48のメンバーとしてやり残したことはないと強く思っているので、残りの時間を一緒に楽しんでいただけたらうれしいなと思います」と呼び掛けた。