2017年6月17日より期間限定上映開始、7月19日にBlu-ray&DVDが発売されるVシネマ『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』を記念して15日、109シネマズ二子玉川でVシネマ『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』の上映イベントが行われた。トークショーには脚本家の荒川稔久氏、塚田英明プロデューサー、中野剛プロデューサーらが登壇し、作品制作の裏話を明かした。

左から塚田英明プロデューサー、荒川稔久氏、中野剛プロデューサー

両作は、2012年に公開された映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』に登場した十文字撃に続く、新世代の宇宙刑事たちの物語。そのため、『ギャバン THE MOVIE』『シャリバン NEXT GENERATION』『シャイダー NEXT GENERATION』、そして『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』を見れば、今回の『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ』をより楽しむことができる。

荒川氏は、『宇宙刑事 NEXT GENERATION』の脚本を手がけるにあたり、『シャリバン』の世界に入り込むため、原稿に手をつける前にサブタイトルから決めることにしたのだという。悩んだ末に「怒れ快、裏切りの果てにやすらぎはない」と決め、気持ちを高めてから書き始めたと当時を振り返った。なお、『シャイダー』でも同様に考え、最初は「くっつき少女大逆転」、最終的に「タミー一触即発」に落ち着いたという。しかし残念ながら、サブタイトルは採用されず、今回晴れてのお披露目となった。

さらに、両作のヒロインの名前について、荒川氏は「まず上原(正三)さんから何を受け継ぐべきかということを考え、『シャリバン』のシシーは『ウルトラセブン』で上原さんが書かれた『300年間の復讐』に出てくる宇宙人の名前がシシーだった。日の目を見なかった名前をここに出さねばと思い、書きました」と説明。

一方の『シャイダー』タミーは、「上原さんの書かれるお話のゲストで圧倒的に出て来るのが多い名前が"たみこ"。『ギャバン』のお母さんも民子(たみこ)だったと思うんですけど、民子からタミーかと……」と語ると、塚田氏から「なんで『ギャバン』のお母さんの名前が『シャイダー』にくるんですか?」と指摘が。荒川氏が「クロスオーバーしてるんですよね。なんでも形から入っちゃうから」と返すと、塚田氏は「荒川さんの過去作へのオマージュは、シナリオをもらった時にはわからないことが多々ある。説明してくれないので、わからないまま世に出ちゃうことがある」とコメントしていた。

シシー

タミー

なお、6月17日より期間限定上映開始、7月19日にBlu-ray&DVDが発売されるVシネマ『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ』の舞台あいさつ付き上映会が6月17・18日にわたって109シネマズ木場、109シネマズ二子玉川、109シネマズ名古屋、109シネマズ大阪エキスポシティで行われる。詳細は公式サイトにて。

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