DeNAトラベルは6月16日、「キッズウィーク」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月2日~5日、有効回答は20歳以上の個人697人。

キッズウィーク、賛否が分かれる結果に

キッズウィークは、「小・中・高校の夏休みなど長期休暇の一部を、学校や地域ごとに別の時期に分散取得する」という制度で、2018年4月の導入を目指すといわれている。政府としては、子供の連休に合わせて大人にも有休を取得してもらい、プラミアムフライデーに続く「休み方改革」とする狙いがあるようだ。

今回は、キッズウィークに関する関心や意見について調査を実施。まず、同施策に対する考えを尋ねたところ、「どちらともいえない」が40.3%と最も多かった一方、「賛成」「やや賛成」は計28.6%、「反対」「やや反対」は計31.1%と、意見が二分する結果となった。

施策に対する考え

賛成意見として多かったのは、「安く旅行ができる」「有休取得の理由になる」「子供との時間が作れる」など。反対意見としては、「子供に合わせて有休を取ることができない」「中小企業は休めない」など、子供に合わせて休みを取ることが難しいという人が多かった。

同施策が導入された場合、自身は連休(有休)を取れると思うか聞くと、「取れると思う」が26.4%に対し、「取れないと思う」が35.3%、「わからない」が38.3%と、7割以上が有休を気軽に取れない状況であることが浮き彫りになった。

もし導入された場合、自身は連休(有休)を取れると思うか

有休が取れる理由としては、「会社が有休取得を奨励している」「自由に休みが取れる雰囲気」など、自社の環境に関する内容が多かった。反対に取れない理由としては、「ブラック企業だから」との回答のほか、「サービス業は長期で休めない」「取引先が営業していたら担当者は休めない」など、自社の都合だけでは休みを取りにくい人が多いことがわかった。