プリンスホテルは6月16日、ICT・AIを活用して宿泊者の利便性と快適性を追求する、次世代型の宿泊特化型ホテルブランド「Prince Smart Inn(プリンス スマート イン)」を創設することを発表。価格帯は1室1万円前後を想定し(エリアによって異なる)、2019年度を目途に全国各都市への展開を予定している。
Prince Smart Innは、増加する訪日外国人旅行者やデジタルネイティブ世代の成長など、時代とともに変化するニーズに合わせ、既存の枠にとらわれないイノベーティブな設備・サービスを通じ、快適な滞在を提供する次世代型のホテル。出店エリアは首都圏のほか、地方都市、新幹線停車駅や地方空港周辺都市など、同社社ホテルが出店していないエリアを軸に検討している。
ブランドコンセプトは、ICT・AIを活用したイノベーションを追求する宿泊特化型ホテルであり、予約からチェックイン・チェックアウトまで、ICT・AIを活用したスマートなサービスを提供。機能的かつ利便性・快適性を追求した、宿泊特化型ホテルとなる。想定宿泊客は、スマートなサービスを求める20~30代の男女のビジネス利用者を含め、国内外のレジャー利用者も手軽に利用できるホテルを目指す。
マークは、Prince Smart Innの「P」をシンボライズしつつ、@のように記号として使うことができ、アプリのアイコンなど汎用性の高いデザインとした。一筆書きで描かれるマークは、予約からチェックアウトまでシームレスに"つながるサービス"を表現し、グリーンのカラーはリラックス、エコロジーを表している。
プリンスホテルではこれまで、フラッグシップブランドである「The Prince」、都市型ホテルである「Grand Prince Hotel」、基盤となる「Prince Hotel」の3つのブランドを展開。これらの3ブランドは、ホテルに求められる全ての機能・サービスを提供する"フルサービス"のホテルとなるが、今回のPrince Smart Innは、既存の3ブランドと異なる宿泊に特化した"リミテッドサービス"のホテルとして展開する。今後は4つのブランドを通じて、国内外の宿泊者の多様なニーズに対応できるホテルチェーンを目指す。