2017年6月17日より期間限定上映開始、7月19日にBlu-ray&DVDが発売されるVシネマ『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』は、東映が誇る2大「宇宙」「警察」ヒーローである『宇宙刑事ギャバン』と『特捜戦隊デカレンジャー』が夢のコラボを果たした壮大なスケールのSFアクション映画である。

宇宙最大規模の邪教集団「幻魔空界」を探るべく、銀河連邦警察の宇宙刑事ギャバンG=十文字撃は、宇宙警察地球署のデカレンジャーに協力を要請。考えるより先に行動してしまう無鉄砲な撃の姿に、今はファイヤースクワッドの隊長を務めているかつての仲間・バンこと赤座伴番の面影を見るデカレンジャー。果たしてギャバンGとデカレンジャーの混成チームは、幻魔空界・十二使徒のひとりマッドギャランの企む邪悪な陰謀を食い止めることができるのだろうか……。

ここでは、主演の宇宙刑事ギャバンG=十文字撃を演じた石垣佑磨と、デカレッド=赤座伴番を演じたさいねい龍二の2人に、それぞれが持つヒーロー像や作品作りにかける情熱、映画の見どころなどを熱く語り合ってもらった。※一部ネタバレを含みます。ご注意ください

石垣佑磨(左)とさいねい龍二

――今回のVシネマ『スペース・スクワッド』は、『宇宙刑事ギャバン』と『特捜戦隊デカレンジャー』という2大ポリスヒーローが夢のコラボを果たすのが大きな話題ですが、石垣さんとさいねいさんはテレビドラマ『ごくせん』(2002年)の生徒役で共演されて以来の仲間同士なんですね。

さいねい:そうです。年齢は僕のほうが1歳上ですが、事務所入りは佑磨のほうが1年先輩ですね。

石垣:昔からお互いによく知っているので、今回の共演もスムーズにできました。

――現在、特撮ヒーロー役として共演されることになったお2人それぞれの印象を教えてください。

さいねい:佑磨の印象は、10代だったころからぜんぜん変わらないんです。十文字撃そのもの……というか、ヒーローそのもの! テンションとか声のボリュームとか、彼の根底にあるまっすぐさ、人間としての誠実さが昔とまったく変化していないことがうれしかったですね。ぜったいズルいことをしない奴なんです。自分の正義がブレていない。

石垣:うれしいね! さいねいがデカレンジャーを演じていたとき、「1年間ずっと同じキャラクターを演じていくのは凄いことだよな」って話したことがありました。ドラマの撮影だけじゃなく、イベントや取材なども合間にこなすわけでしょう。本当に凄いと思った。

さいねい:その言葉、励みになったんだよ。あのころって、若手俳優はとにかく一般の映画に出て、といった「邦画至上主義」のような感覚がありましたよね。そんな中で、僕がヒーロー番組のレギュラーに選ばれたことを「売れるために"魂"を売るのか」みたいにネガティブに言う人もいたんです。そんなとき、佑磨は俺のことをどう思っているんだろう、と案じていたら、凄く励ましてくれて……。それで自信が持てたんです。