キリンビールは6月15日、「日本のお父さん応援委員会」の活動の一環として実施した「父の日とイマドキお父さんの家庭事情調査」の結果を発表した。調査期間は2017年5月16~19日、調査対象は子供のいる20~50代の有職男性で、有効回答は300人。
「母の日」と「父の日」、祝う割合に大きな差
「母の日」と「父の日」を祝う(感謝を伝える)習慣があるか尋ねたところ、「母の日」は63.3%、「父の日」は44.0%と、約20ポイントもの差がつく結果に。また自分の仕事に満足している父親ほど、「父の日」を祝ってもらえる傾向があることがわかった。
仕事の内容・給与への満足度を聞くと、「満足」と答えた父親は34.7%で、「不満足」は65.3%に上った。妻とデートをする習慣がある人とない人に分けてみた場合、デートをする習慣がある人の仕事満足度は41.5%だったのに対し、習慣がない人は32.1%にとどまった。また趣味を家族と一緒に過ごす人の仕事満足度は40.5%、1人で過ごす人は30.4%となった。同社は「仕事への満足度と家庭環境には強い相関関係がある」と分析している。
仕事の交渉術を家庭で使った経験別に「父の日を祝う習慣があるか」を尋ねたところ、経験のある人は59.3%、ない人は40.7%と約20ポイントの差がついた。
お小遣いをもらっている父親は全体の58.3%。そのうち、お小遣いアップの交渉に成功したことがある人は33.1%にとどまった。また「母の日を祝う」「妻とデートする」など、妻に感謝を伝えて一緒に過ごす時間を持つ父親ほど、お小遣いアップの成功率が高いこともわかった。