エアバスは現地時間の6月14日、LCCのイージージェット(本社: 英国・ルートン)に同社のA320neo初号機を引き渡したことを発表。このA320neoはまた、イージージェットの300機目のA320ファミリーとなった。

イージージェットのA320neo初号機は、イージージェットの300機目のA320ファミリーにもなった

引き渡されたA320neoはCFMインターナショナル社製LEAP-1A エンジンを搭載し、快適な186席を装備。胴体には今回の引き渡しを記念し、NEO機であることを特徴づけるため、特別デザインの"NEO"のロゴが施されている。イージージェットのNEO機は、ロンドン・ルートン空港を拠点とし、初の商業運航が6月からアムステルダム、マドリード、エディンバラへの路線で開始される。

"NEO"のロゴをデザイン

2003年に初めてA320ファミリーを納入したイージージェットは現在、欧州で最大数のA320ファミリーを運航しており、NEOの欧州最大顧客でもある。イージージェットは2017年5月に、スロットの限られた空港で輸送量を拡大するため、186席装備のA320neoを30機、より大型の235席装備のA321neoに切り替えた。NEO機は環境面で多大な利点を提供し、燃費とCO2排気を15%削減。さらに2020年までに、20%の削減を可能にする。騒音の影響も50%抑える。

6月からアムステルダム、マドリード、エディンバラへの路線で商業飛行を開始