大和ネクスト銀行は6月14日、「海外渡航に関する調査2017」の結果を発表した。調査は5月23日~25日、過去5年以内に6カ月以内の海外渡航を経験した20~79歳の男女を対象に、インターネットリサーチにて行われ、1,000名の有効サンプルを集計した。
海外に渡航した際、どのようなことで困ったか聞いたところ、「両替のための手数料がかさんだ」(23.9%)が最も多かった。以降、「為替変動(円安)で、考えていたより費用がかさんだ」(20.3%)、「タクシーがわざと遠回りをした・しようとした」(15.6%)、「交通機関が定刻より早く出発した・大幅に遅延した」(13.9%)、「押し売りに遭った・遭いかけた」(12.1%)と続いた。
多くの人が困った経験として挙げた「両替のための手数料」についての考え方を聞くと、92.2%が「外貨両替の手数料がもったいない」(「非常にそう思う」+「ややそう思う」)と感じていることがわかった。
「海外渡航中の買い物では、現金よりもカードの方が使い勝手がよいと思うか」を聞くと、83.9%が「そう思う」(「非常にそう思う」+「ややそう思う」)と回答した。また、「持ち歩くなら現金よりカードの方が盗難保険もあるため安心だと思うか」の質問においても、「そう思う」が82.9%と、8割を超える結果に。
次に、「今年の夏休みに1週間(滞在期間が7日間)程度の旅行に行くとしたら、日本であらかじめいくらくらい両替して外貨を持っていくと思うか」を聞いた。一人旅では「1万円超~5万円以下」(34.0%)、「5万円超~10万円以下」(28.2%)、「10万円超~20万円以下」(18.8%)に回答が集まり、平均額は8万9,000円となった。男女別では、女性(7万2,000円)よりも男性(10万6,000円)の方が3万円以上高かった。
また、恋人や配偶者との旅行の場合でも、1人旅と同様に「1万円超~5万円以下」(24.5%)、「5万円超~10万円以下」(28.3%)、「10万円超~20万円以下」(20.8%)に回答が集中し、平均額は13万円となった。また、女性の平均額が9万5,000円に対し、男性は16万5,000円と、男性の方が7万円高い結果に。一人旅と比べて、恋人・配偶者との旅行では、男性が1.5倍程度の金額の外貨を準備して持っていくことがわかった。