タレントで演出家のテリー伊藤(67)が、13日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『絶対!カズレーザー』(毎週火曜25:56~/13日は26:11~)で、「死ぬ日を決めている」と告白した。
同番組は、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(32)が芸人として"絶対的な存在"になるために、さまざまな企画に挑戦するというもの。この日は、「カズレーザーがインタビュアーになったら」というテーマのもと、プロインタビュアー・吉田豪氏や『週刊文春』元記者・中村竜太郎氏らからのアドバイスを受け、テリーと一対一のインタビューに臨んだ。
カズレーザーが設定した取材テーマは「テレビは斜陽産業なのか」。そこから現在のテレビ業界への提言などを引き出すことを目論んでいたが、テリーは「斜陽じゃない」という結論。カズレーザーが引き合いに出した「YouTuber」にも、「(自分が若くて)感性が面白いと思ったらきっとやっている」「全然OK」と好意的で、「大人が作ったテレビが全部独占している方が不健康」と広い視野から意見する。
「(テレビは娯楽中での占める割合が)減っているというか、普通になってきた」を「斜陽」とは結び付けず、「豊かになって選択肢が広がった」と捉えるテリー。カズレーザーが「テレビのことでたくさんしゃべっていただけたということは、全然斜陽じゃなかったですね」「ダサい質問持ってきちゃいました。すみません」と謝って締めくくろうとしたその時、突然テリーは「俺ね……死ぬ日を決めてるんですよ」「102歳で死ぬんですよ。もう決めちゃった」と切り出した。
これは、「周りのやつがシケている。年金がどうだとか、どこが痛いとか。これ、つまんねえなと思って。人間ってなぜ年をとることを怖がるのか……これはきっと「死ぬ日」を自分で決めてないから。見えない怯えがある」という理由から。「途中で死ぬかも分からない。でも、それは"旅の途中"ですよ」と続ける。
この言葉にカズレーザーは「やっぱり、テリーさんカッコイイですね」と胸を打たれた様子で、テリーは「普段はメソメソしてるし、未練たらしい。当然、嫉妬心もある。だから、かっこよくいたいという願望なんですよ」と謙遜。"斜陽"を嫌う前向きな死生観を語り、この日のインタビューを終えた。