俳優の小栗旬と、直木賞作家の金城一紀氏がタッグを組んだテレビ朝日系ドラマ『BORDER』が、スペシャルドラマとして3年ぶりに復活することが13日、分かった。『BORDER2 贖罪』と題し、年内に放送される。

『BORDER2 贖罪』ポスタービジュアル

『BORDER』は、2014年4~6月に連続ドラマとして放送。金城氏の原案・脚本で、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗)が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の"BORDER=境界線"で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた。

新作でも、青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一、野間口徹、浜野謙太といったキャスト陣が再集結。さらに、連続ドラマの最終回にゲスト出演した大森南朋も登場する。同局では、今回のスペシャルドラマを「再始動」と表現しており、今後のさらなるシリーズ化にも期待がかかる。

きのう13日に金城氏原案・脚本のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』が最終回を迎えたばかりだが、再びタッグを組むことになった小栗は「石川という役に戻ることは、とても過酷ですが、楽しみに待っていただいている方たちのためにも、一生懸命に向き合いたいと思います」とコメント。

連ドラ最終話の脚本を書き終えた時から、続編の構想を温めていたという金城氏は「新しい石川の物語は、"あのラストシーン"から幕を開けます。心の準備はよろしいでしょうか」と予告し、山田兼司プロデューサーは「BORDERにしか描けない世界が待っています。皆さま、どうかご期待ください!」と呼びかけた。

この復活を記念して、「テレ朝キャッチアップ」「TVer」「GYAO!」では、連ドラ全9話を5日間限定(14日5:00~18日23:59)で無料配信。また、「Yahoo!JAPAN」のトップページから「BORDER」と検索すると、これまでの石川の歩みや、新作から抜き出されたセリフなどを凝縮した特別限定動画が見られる企画も実施している。