ヤマハ発動機は13日、モトクロス競技用モデル「YZシリーズ」の2018年国内仕様6機種を8月30日に発売すると発表した。トップエンドモデル「YZ450F」は、新スペックエンジンと新設計フレームを採用している。また、クロスカントリーエンデューロ向けモデル4機種の2018年モデルも8月30日に発売されることが発表された。

ヤマハ発動機「YZ450F」

「YZシリーズ」最大排気量のトップエンドモデル「YZ450F」は、吸気ポートや燃焼室、ピストンなどを一新したエンジンを搭載し、パワー感や操作性が向上したほか、新設計のバイラテラルビーム・フレーム採用などによる旋回性や走破性の向上が図られている。レース中での始動を容易にするセルフスターターの採用、スマートフォンの無料アプリを使って細かいエンジンセッティングを可能とする新パワーチューナーの搭載、しなやかに躍動する美しさと技術進化によるパフォーマンスを表現したスタイリングも特徴となっている。

「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85」「YZ85LW」はカラーリングやグラフィックデザインを一新し、トップエンドモデル「YZ450F」とのデザインリレーションが行われた。

ヤマハ発動機「YZ450FX」

クロスカントリーエンデューロ向けモデル「YZ450FX」「YZ250FX」「YZ250X」「YZ125X」の2018年モデルもカラーリングとグラフィックを変更。ホイールなどコンポーネントの一部にブルーを配し、ヤマハレーシングマシンとしての存在感を強調したほか、ロゴを大きくあしらうことでトレンド感を表現している。

今回発表されたモトクロス競技用モデル6機種とクロスカントリーエンデューロ向けモデル4機種は、「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、6月13日から12月10日まで期間限定で予約を受け付ける。

価格は、モトクロス競技用モデル「YZ450F」が101万5,200円、「YZ250F」が77万7,600円、「YZ250」が72万3,600円、「YZ125」が61万5,600円、「YZ85」が39万9,600円、「YZ85LW」が38万8,800円。クロスカントリーエンデューロ向けモデル「YZ450FX」が95万400円、「YZ250FX」が81万円、「YZ250X」が73万4,400円、「YZ125X」が62万6,400円(価格はすべて税込)。