三井不動産リアルティは6月12日、「カーシェアリング」に関する調査結果を発表した。調査は2016年12月9日~25日、同社運営の「カレコ・カーシェアリングクラブ」会員(以下、カレコ会員)5,959名、一般カーシェアユーザー834名、一般ドライバー4,088名を対象に、webアンケートで行われた。

カーシェアリング利用経験、20代・30代男性で高く

「カーシェアリングの認知率と利用経験率」

一般ドライバーを対象に、カーシェアリングの認知率と利用率を時系列で確認したところ、認知率は2013年の92.1%からほぼ横ばいで、2016年は92.2%となった。利用率については、2013年の3.9%と比較して、2016年が8.9%と5pt上昇した。

性年代別にみると、男性20代(15.7%)と男性30代(15.0%)の利用経験率が他層に比べて高かった。

「カーシェアリングの利用意向率」

「カーシェアリングを利用したいか」を聞くと、男性10代(44.2%)、女性10代(40.0%)、男性20代(43.5%)で4割を超える人が「利用したい(「利用したい」+「やや利用したい」)」と回答。さらに、カーシェアリングの詳細を説明した後に利用意向を確認すると、男性10代は64.8%、女性10代は61.9%、女性20代では53.8%と、それぞれ20pt以上も利用意向が上昇する結果となった。

58.8%が将来的なマイカー購入意欲なし

「将来的なマイカー購入意向」

現在マイカーを所有していないカレコ会員を対象に、「将来的なマイカー購入意向」を確認したところ、58.8%が「購入する気はない」と回答した。

年代別にみると、29歳以下では「購入する気はない」が33.4%にとどまり、約7割が将来的には車を購入したいと考えていることが明らかに。さらに、「カーシェアリング利用後、車の購入を考えるようになった」が40.3%を占めた。

カーシェアリングの利用目的

「カーシェアリングの利用目的」

次に、カレコ会員と一般カーシェアユーザーに対し、カーシェアリングの利用目的を聞いたところ、どちらも「郊外の商業施設への買い物や外出」(カレコ会員58.0%、一般カーシェアユーザー43.6%)が1位、「日帰りレジャー」(同57.2%、37.9%)が2位となった。