流鉄は12日、流山線(馬橋~流山間)の車両5000形のうち「流馬」の愛称を持つ編成の「さようなら記念運転」を行うと発表した。7月1日から「流馬」にヘッドマークを掲出し、記念入場券と記念のペーパークリップも販売される。「流馬」は8月の全般検査入場に合わせて塗色変更を行い、新塗色・新愛称で来年春頃に再デビュー予定だという。

流鉄5000形「流馬」(写真はすべて流鉄提供)

同社の5000形は元西武鉄道の車両で、第1編成の「流馬」(Mc5001・Mc5101)は2009年6月に入線し、2010年1月20日から運用を開始した。その後も「流星」(Mc5002・Mc5102)・「あかぎ」(Mc5003・Mc5103)・「若葉」(Mc5004・Mc5104)・「なの花」(Mc5005・Mc5105)が導入され、現在の流山線の主力車両に。すべて2両編成で運行され、編成ごとに異なる車体色と車体前面のブラックフェイス、車体側面の「N」ラインが特徴となっている。

「流馬」は7月1日からヘッドマークを付けての運行を開始し、7月29日はヘッドマークを外して運行。運用の都合で運転しない日・時間帯もあるとのこと。「さようなら記念運転」当日の7月30日は、流山駅9時0分発・馬橋駅9時11分着の列車から馬橋駅14時58分発・流山駅15時10分着の列車まで10往復の運行が予定されている。

「さようなら5000形『流馬』記念入場券」

「5000形『流馬』ペーパークリップ」

7月1日発売の「さようなら5000形『流馬』記念入場券」は台紙1枚(297mm×210mm)とD型硬券入場券5枚のセットで、発売額は600円(税込)。1,000セット用意し、流山駅・幸谷駅・馬橋駅で販売されるほか、郵送受付も行う(送料1セット140円)。同じく7月1日発売の「5000形『流馬』ペーパークリップ」は「流馬」の写真をあしらったペーパークリップとヘッドマークをあしらったペーパークリップをそれぞれ300個ずつ、計600個用意。発売額は200円(税込)で、流山駅・幸谷駅・馬橋駅にて販売(郵送受付なし)される。