女優の武井咲が主演するテレビ朝日系新ドラマ『黒革の手帖』(7月20日スタート、毎週木曜21:00~)に、江口洋介、仲里依紗、滝藤賢一、高嶋政伸、真矢ミキ、高畑淳子、奥田瑛二、伊東四朗といった豪華キャストが出演することが13日、明らかになった。
松本清張原作の同作は、1978年から80年まで『週刊新潮』に連載。派遣社員として勤めていた銀行から1億8千万円の大金を横領し、その金と借名口座のリストが記された「黒革の手帖」を盾に、銀座にクラブをオープンさせる主人公・原口元子を武井が演じる。
江口が演じるのは、元子と出会ったことで運命が狂い始めてしまう衆議院議員秘書・安島富夫。テレ朝ドラマ初出演の仲は、元子とは銀行の同僚だったが、彼女に誘われ夜の世界へ入り、のちに元子のライバルとなっていく山田波子。フジテレビ系月9ドラマ『貴族探偵』から武井との共演が続く滝藤は、元子と波子が働く東林銀行世田谷北支店の次長・村井亨。
高嶋は、大手予備校・上星ゼミナール理事長の橋田常雄。真矢は、元子が最初に働く銀座のクラブ「燭台」のママで、元子をホステスとして育てる岩村叡子。高畑は、楢林クリニックの看護師長で院長の愛人でもある中岡市子。奥田は、その院長・楢林謙治。そして伊東は、政財界のフィクサー・長谷川庄治を演じる。
武井は「江口洋介さんとは『息もできない夏』以来、約5年ぶりにご一緒することになりました。元子と安島の微妙で危うい関係をどのように演じていけるか、とても楽しみです」と期待。さらに、「これまでにご一緒させていただいたことがある方もいらっしゃいますが、初めて共演させていただく方もたくさん。緊張しますが、大きな期待感を持って撮影に臨みたいと思います」と意気込んでいる。
ほかにも、夜の世界に足を踏み入れた元子が通う美容室のオネエな店長・牧野役で和田正人。料亭の仲居で、のちにホステスになる島崎すみ江役で、内藤理沙が出演する。