東京ビッグサイトで6月1~4日に開催された「東京おもちゃショー2017」(主催 : 日本玩具協会)。4日間で15万人近く来場し、6月3・4日の一般公開では子供たちを連れた家族も多く来場した様子だった。当記事では約3万5,000点もの出展商品の中から、クルマ・バイクに関するおもちゃをピックアップする。
「トミカ」新製品に「SUBARU COLLECTION」も追加
タカラトミーブースでは、コレクターにも人気がある「トミカ」の新製品を展示。従来の「トミカ」よりもリアルなフォルムと精密な仕上げを追求した「トミカプレミアム」には、「ランエボ III」こと「三菱 ランサー GSR エボリューション III」と、「ポルシェ 911 カレラ RS 2.7」が新たにラインナップされた。
さらに「レガシィ B4 パトロールカー」「BRZ」「インプレッサ WRX STI」「WRX STI Type S」のスバル車4台を納めた「SUBARU COLLECTION」、AMGによる独自開発の実車をモデル化した「メルセデス-AMG GT R」なども「トミカ」に追加される予定だ。
映画『カーズ』『トランスフォーマー』シリーズ最新作の登場車も
「トミカ」ではその他にも、7月15日公開予定のディズニー / ピクサー映画『カーズ / クロスロード』の登場キャラクターたちを「カーズ トミカ」ブランドで早くも製品化。『カーズ』シリーズには、たとえば往年のアメ車「ハドソン・ホーネット」がモデルとなった「ドック・ハドソン」など、実車をもとにデザインされているキャラクターも少なくない。「カーズ トミカ」の今後の商品展開に、カーマニアの注目も集まる。
同じタカラトミーブースで目立っていたのが、8月4日公開予定の映画『トランスフォーマー 最後の騎士王』に登場する「オプティマスプライム」。ビークルであるアメリカの代表的なトラック「ウエスタンスター」のトレーラーヘッドが実車展示されていたのだ。おもちゃのほうも、映画のようにビークルからロボットへトランスフォーム可能な「TLK-15 キャリバーオプティマスプライム」が発表されていた。
「カーズ トミカ リミテッドヴィンテージNEO43 ライトニング・マックィーン(ヒーロータイプ)」(6月下旬発売、税別6,000円) |
「カーズ トミカ クルーズ・ラミレス」ほか各種(6月下旬発売、税別各800円) |
「レンジローバー イヴォーク」やホンダの二輪車にキッズ用が登場!?
東京おもちゃショーでは、ミニカーなどのおもちゃの他にも、キッズ向けの乗用玩具や「キッズバイク」などと呼ばれる二輪車が存在感を見せていた。
野中製作所は、3~5歳児向けの乗用玩具として「乗用レンジローバー イヴォーク」を出展。ランドローバーの人気SUVが、ディフォルメされつつもなかなか忠実に再現されていた。アイデスブースでは、ホンダとコラボレーションした同社のキッズバイク「ディーバイク ホンダ シリーズ」と、ホンダ「CRF250 RALLY」の実車を並べて展示。「ディーバイク ホンダ シリーズ」は、ホンダ伝統の"トリコロール"カラーと、モトクロッサーをイメージした"コンペティションレッド"の2色で、3タイプを展開するという。
エム・アンド・エムブースではダットサンのライセンスを受けたキッズバイク、前述の野中製作所ブースではBMWのライセンスを受けた押し手棒付きの三輪車も出品されていた。
ちなみに、「BMW三輪車」の対象年齢は10カ月から、「ディーバイク ホンダ シリーズ」の最も小さなタイプ「ミニ」の参考年齢は1歳からを想定しているとのことだった。小さな頃からおもちゃや三輪車などで、クルマやバイク、そのブランドに慣れ親しんだ子供たちの将来が楽しみだ。