歌舞伎俳優の市川海老蔵が9日、東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンにて、「第四回自主公演 ABKAI 2017」の公開舞台稽古後に参加。稽古後に取材に応じ、同公演に出演予定の長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんについて言及した。

市川海老蔵

通行人として出演予定だという2人について、海老蔵は「今日の夜来るかもしれないし、明日の昼来るかもしれないし、まぁ1回くらい来るんじゃないかな」とコメント。「(山田)純大さんと前野(朋哉)さんが立っていて僕が通行するところがあるんです。そこをせがれや娘と通れれば」と話し、「一応浴衣は用意している」と明かした。

そして、出演日について「その日にならないとわからない?」と聞かれると、「そんなもんですよね、子供だから」と返し、「お客さんは楽しみですね」と言われると、「来なかったときの落胆ぶりの方が大きいですよね」と笑いを誘った海老蔵。出演の経緯を聞かれると「五右衛門が大好きなんですって。五右衛門見たいって」と説明した。

子供たちは公演に向けて特に練習はしていないそうで、「歩くだけなので」と心配していない様子。長男の勸玄くんは東京・歌舞伎座の「七月大歌舞伎」で役を演じることも決定しており、そちらについては「形をつけないといけない」と言い、歌舞伎史上最年少となる宙乗り挑戦に向けて「稽古しています」と明かした。

「第四回自主公演 ABKAI 2017」は6月9日~25日、Bunkamura シアターコクーンにて上演。この日の取材には、海老蔵のほか、中村壱太郎、市川右團次、中山優馬、前野朋哉、山田純大も出席した。