オフラボ(メディプラス研究所運営)は6月8日、時間の使い方とストレスに関する調査結果を発表した。今回は「ココロの体力測定2017」を行なった全国の20~69歳の男女各7万人から、女性1,854人、男性412人を対象(仕事に関係する質問は有職者のみの回答割合)とした。調査期間は2017年2月28日~3月7日。
家事・育児への意識、男女で差
ストレスに繋がる「時間が足りない」状況を作っている要因を尋ねたところ、女性は1位「子どもの世話」(58.8%)、2位「家事をする」(56.3%)、3位「毎日の献立を考えること」(38.5%)と、家事・育児に関することがトップ3を占めた。
一方、男性は1位「趣味」(30.6%)、2位「子どもの世話」(26.7%)、3位「家事をする」(25.2%)と、自分に関することが首位にランクイン。トップ10のうち家事育児に関する項目数は、女性6項目、男性3項目と、男女で意識の違いがみられた。
女性のストレスレベル別に時間の使い方の傾向(癖)を聞くと、高ストレス女性は「他人に頼むのが苦手」(62.6%)、「10分休憩するつもりがいつのまにか雑談で30分経っている時がある」(48.9%)など、頼み下手・断り下手の傾向がみられた。また「TVや動画視聴で、時間を使ってしまう」(57.3%)など、時間の使い方にルールがない(ルールを決められない)ことも影響していた。
他方、低ストレス女性は「予定を詰め込まない」(53.5%)、「整理整頓を心がけている」(47.8%)、「帰る時間を決めている」(47.0%)など、計画的な時間管理を心掛けている人が多かった。