日産自動車は8日、本格SUV「エクストレイル」をマイナーチェンジして発表した。高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」を採用したほか、内外装ともに新デザインを採用している。

「エクストレイル 20X HYBRID」(4WD)

「エクストレイル 20X」(4WD)

「プロパイロット」は、高速道路においてアクセル・ブレーキ・ステアリングのすべてを自動的に制御してドライブのサポートを行う技術。渋滞走行や長時間の巡航走行でのストレスを低減するとして好評となっている。「プロパイロット」の搭載は2016年8月にフルモデルチェンジした「セレナ」に続き、「エクストレイル」が2車種目となる。

デザイン面では、フロントマスクを中心にタフなイメージをより強調したエクステリア、インストルメントパネルやステアリングのデザインを一新し、ワンランク上の上質感を実現したインテリアなど、内外装ともに新デザインを採用している。リヤバンパーの下に足先を入れて引くだけでバックドアを開閉できるハンズフリー機能付き「リモコンオートバックドア」も新採用。「インテリジェント パーキングアシスト」の性能向上により、利便性も高めている。

ハイブリッド車では、空力を向上させるアイテムやアクセルオフ時の回生量を増加させる制御を採用し、2WDでは20.8km/リットル(JC08モード)の燃費を実現。ハイブリッド車の全グレードにおいて「平成32年度燃費基準+20%」を達成したことで、2017年度も減税措置が適用される。また、「NISMOパフォーマンスパッケージ」では、専用パーツであるフロントとリヤのアンダースポイラーのデザインを変更するとともに、新デザインのアルミロードホイール(ディーラーオプション)を採用した。

マイナーチェンジした「エクストレイル」の価格は219万7,800~309万8,520円(税込)。なお、オーテックジャパンも、「エクストレイル」のマイナーチェンジに合わせ、「エクストレイル モード・プレミア」と「エクストレイル エクストリーマーX」をマイナーチェンジして発売。さらに新商品「エクストレイル 助手席スライドアップシート」を設定し、7月下旬に発売することも発表している。