UZUZは6月1日、「無期雇用派遣に関する意識調査」の結果を発表した。調査は5月11日~18日、同社サービスを利用する第二新卒・既卒・フリーターとして就職活動中をする20代の男女218名(正社員58名、派遣・契約社員73名、無職83名、その他4名)を対象に、webアンケート方式で行われた。
「無期雇用派遣」という働き方の認知度を聞くと、「詳細まで理解している」という人は6.0%。これに「なんとなく内容を把握している」(28.4%)、「聞いたことはあるが、内容は分からない」(32.1%)を合わせると、「無期雇用派遣」という言葉を聞いたことがある人の割合は66.5%となった。「聞いたことがない、分からない」という人は33.5%だった。
次に、「派遣という働き方に対する印象」を聞くと、70.7%が「悪い印象」(「悪い印象がある」16.5%+「どちらかというと悪い印象がある」54.2%) 。
また、「現在の就職/転職活動において、無期雇用派遣という働き方は選択肢に入るか」という質問に対し、41.7%が「入らない」と回答。「入る」という人は12.9%だった。
「無期雇用派遣が選択肢に入る」と回答した人に、その理由を聞くと、「とにかく働きたい(内定が欲しい)ため」が最も多く33.3%だった。次いで、「まずは希望職種の実務経験を積みたいため」(23.1%)、「希望職種の募集に無期雇用派遣が多いため」(18.0%)となった。
一方、「無期雇用派遣が選択肢に入らない理由」では、「なんとなくネガティブなイメージがあるため」(55.9%)がトップに。以降、「勤務地が変わることに抵抗があるため(自社で勤務したいため)」(19.4%)、「自分は気にしないが、親や周囲の方から反対されるため」(6.5%)と続いた。
また、「その他」の回答には、「正社員ではないので、切られる可能性があるから」「年齢が上がるとともに正社員との給料差が開くだけでなく、働き口もなくなるため」「昇給がない、責任職につけるイメージがない、職場での人間関係を築きにくい」といった声がみられた。