Q.ご当地ラーメンを食べてみたい都道府県は?

日本で独自の発展を遂げ、今では日本を代表するグルメとなった"ラーメン"。その種類も、醤油・味噌・塩の基本形から、豚骨やつけ麺、激辛系など様々なバリエーションを生み出している。また近年では全国各地で、個性的な味わいを持つご当地ラーメンも人気だ。今回は、マイナビニュース会員男女321人に、「ご当地ラーメンを食べてみたい都道府県」を聞いた。

Q.ご当地ラーメンを食べてみたい都道府県を教えてください(複数回答可)
1位「北海道」 59.2%
2位「福岡県」 27.2%
3位「福島県」 9.7%
4位「和歌山県」 7.9%
4位「熊本県」 7.9%
6位「東京都」 7.6%
7位「富山県」 6.9%
8位「京都府」 5.4%
9位「長崎県」 5.1%
10位「山形県」 4.5%

Q.その都道府県を選んだ理由を、目的のご当地ラーメンとともに教えてください

「北海道」

・「塩味と味噌味と醤油味を、それぞれ味わえるので」(23歳男性/埼玉県/ガラス・化学・石油/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「20年前に食べた味噌ラーメンが本当においしかったので、また食べてみたいです」(39歳女性/鳥取県/日用品・雑貨/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「北海道内にご当地ラーメンが何種類もあるから、食べ比べしたい」(38歳女性/神奈川県/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「函館の塩ラーメン。魚介類のダシが利いている」(59歳男性/北海道/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「北海道の、本場の味噌ラーメンや塩バターラーメンを食べてみたい」(歳女性/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「『すみれ』。昔、横浜のラーメン博物館で食べておいしかったから」(44歳女性/大阪府/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「食材が豊富なので、札幌、旭川、函館などいろいろ食べてみたい」(43歳男性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「コーンバターラーメンを食べてみたい」(27歳女性/兵庫県/銀行/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「バター醤油ラーメン。味と風味が好きだから」(50歳男性/千葉県/ビル管理・メンテナンス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「本場の札幌ラーメンを食べるために、学生時代に夜行列車で行った」(60歳男性/神奈川県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「福岡県」

・「本場のとんこつラーメンを食べてみたい」(28歳女性/北海道/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「豚骨ラーメン。屋台で食べてみたい」(30歳男性/群馬県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「出張した時、毎日食べても飽きなかったから、豚骨ラーメン」(66歳男性/千葉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「屋台の焼きラーメン。一度でいいから食してみたいです」(35歳男性/新潟県/専門商社/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「博多のとんこつラーメン。現地でしか味わえないおいしさ」(43歳男性/埼玉県/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「こってりした博多ラーメンが食べたいから」(28歳女性/大阪府/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「仏恥義理でとんこつラーメンです。お店でもインスタントでもよく食べてます。お店はあまり知りませんが、九州ではメジャーなカップラーメン『サンポー焼豚ラーメン』をよく取り寄せてます。小袋に入った紅しょうがが堪りません」(44歳男性/埼玉県/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)

「福島県」

・「喜多方ラーメンはよく聞くが、食べたことがないから食べてみたい」(45歳男性/佐賀県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「福島の喜多方ラーメンを味わいたい、本場で」(57歳男性/東京都/放送・新聞/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「最近は現地に行っても、割と空いていてすぐ食べられる」(53歳男性/神奈川県/建設・土木/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「地元なのに、食べたことがないから」(22歳男性/福島県/その他/その他・専業主婦等/学生)

「和歌山県」

・「和歌山ラーメンはうまいと聞くので」(38歳男性/石川県/専門店/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「和歌山ラーメン。よく噂に聞くから」(46歳男性/兵庫県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「茶色い、とろみのあるスープの和歌山ラーメンが好きだから。本場の有名店を食べ歩きたい」(26歳女性/山口県/食品/専門職関連/会社員・公務員・団体職員)
・「和歌山ラーメン。おいしそうだったので」(47歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「熊本県」

・「こってり豚骨ラーメンが好きなので」(40歳男性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「豚骨がおいしいから」(50歳女性/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「地元のラーメンで、舌に合っている」(63歳男性/熊本県/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
・「GWに帰省した親戚が買ってきてくれた熊本ラーメンがおいしかったです。現地で食べてみたいです」(50歳女性/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「東京都」

・「ご当地ラーメンはないだろ。激戦区のラーメンを食べたい」(39歳男性/鳥取県/食品/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「おいしそうなのが多そう」(38歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「ラーメンは全く興味ないが、東京で生まれ育ったので、たぶん東京の味付けのものなら食べられると思う」(43歳女性/香川県/サービス/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「東京には様々なラーメンがあるから」(29歳男性/東京都/リース・レンタル/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「富山県」

・「富山ブラック。よく見かけるが、食べたことがないので」(39歳男性/東京都/サービス/その他・専業主婦等/個人事業主・会社役員)
・「富山ブラックなど、様々な色のラーメンを食べてみたい」(29歳女性/埼玉県/その他メーカー/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「有名なので富山ブラック」(40歳男性/大阪府/コンピューター機器/IT関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「富山ブラック。テレビで見かけて、食べてみたいラーメンです」(50歳女性/福島県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)

「京都府」

・「天下一品の本店に行ってみたいから。プロ野球選手がすすめていたラーメン屋がおいしそうだったから」(28歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「京都はアッサリしていそう」(53歳男性/宮崎県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「京都。薄味が好きだから」(54歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)

「長崎県」

・「長崎チャンポン」(52歳女性/奈良県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「味噌ラーメンが好き。長崎もおいしかった」(51歳女性/広島県/その他/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ちゃんぽん。野菜たっぷり」(56歳女性/茨城県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「山形県」

・「米沢ラーメン、スパイスの利いたスープが絶妙だった」(54歳男性/神奈川県/ガラス・化学・石油/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「冷やしラーメン。味が想像つかない」(51歳男性/北海道/建設・土木/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「山形の冷やしラーメン。冷たいラーメンは今まで食べたことがないから」(32歳男性/愛知県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)

総評
ご当地ラーメンを食べてみたい都道府県の1位は、約6割とダントツの票を集めた「北海道」となった。元祖ご当地ラーメンといっても過言でない味噌ラーメンを擁し、また最近では塩ラーメンが主体の函館ラーメンや、細ちぢれ麺とあっさりした醤油味のスープを基本とした釧路ラーメン、魚介類と豚骨・鶏ガラ・野菜でだしをとったWスープで醤油ダレの旭川ラーメンなど、新たなご当地ラーメンも生まれている。ラーメン以外の食の豊富さや観光地としての魅力を考えると、その地位は当分の間、安泰かもしれない。

2位は、味噌ラーメンと並ぶご当地ラーメンのブランドである、とんこつラーメンで有名な「福岡県」。最近は福岡の有名店が全国各地に出店して知名度が増しているが、本場・博多の屋台で味わいたいという声が多く寄せられている。

3位以下も、その地を代表する有名ラーメンの名が挙がった。3位「福島県」=喜多方ラーメン、4位「和歌山県」=和歌山ラーメン、4位「熊本県」=とんこつラーメン、7位「富山県」=ブラックラーメン、9位「長崎県」=長崎ちゃんぽん、10位「山形県」=山形ラーメンなど。

4位「熊本県」のとんこつラーメンは、豚骨は福岡県と重複するが、スープにチップ状の揚げにんにくやマー油(にんにくを揚げた油)などを入れるのが特徴で、黒亭や天外天、桂花ラーメンなど有名店も多い。6位「東京都」は、本来は醤油ベースのオーソドックスな"中華そば"が正統なのかもしれないが、昨今は全国各地のラーメンが集う激戦区としてのイメージの方が強いようだ。

醤油を濃くしたスープの7位「富山県」のブラックラーメンは、"富山ブラック"とも呼ばれる、富山県富山市中心部発祥のご当地ラーメン。富山県内の比較的黒いスープのラーメン屋の総称で、定着したのは2000年代以降と、比較的最近のラーメンとなっている。

8位「京都府」は、あっさりとしたスープが支持を集めた。9位「長崎県」の長崎ちゃんぽんはラーメンというイメージは薄いかもしれないものの、札幌・味噌ラーメンと並ぶ、ご当地ラーメンの元祖と言えるかもしれない。10位「山形県」は近年、"冷やしラーメン"が脚光を浴びている。その名の通りスープも麺も冷たいラーメンで、氷を浮かべることもある。スープは醤油味が一般的で、冷やし中華のように酸味は強くないのが特徴の、注目のご当地ラーメンとなっている。

その他のご当地ラーメンでは、ソーキそば(11位「沖縄県」)、佐野ラーメン(11位「栃木県」)、横浜家系ラーメン(11位「神奈川県」)、尾道ラーメン(17位「広島県」)などが人気となっている。中には、「ラーメン好きなので全国ツアーをしたい」「全国制覇したい」など、全都道府県のラーメンを食べてみたいとする人もいた。

調査時期: 2017年5月17日
調査対象: マイナビニュース男女会員
調査数: 321人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません