米Appleは5日(現地時間)、WWDCの基調講演にて同社のアプリ配信サービス「App Store」を大幅にリニューアルすること発表した。デザインを刷新し、オリジナルの記事を多数配信。毎日更新される「Today」タブや、ゲーム専門の「ゲーム」タブ等が設置される他、各アプリのページもデザインを見直すなど、使い勝手が大きく変わる形となる。
App Storeのコンテンツ化が進む
新たに設置されるTodayタブは、毎日読めるコンテンツという位置付けのもの。編集を担当するグローバルチームがアプリやゲームをピックアップして、オリジナルの特集記事や開発者インタビューなどを掲載。また、ヒント、ハウツーガイドなどを通じ、アプリの使い方を紹介する。
「ゲーム」「アプリ」はそれぞれにタブを設置し、オススメの新作やアップデート、ランキング、コレクションなどを特集。現在以上にゲームとアプリが明確に棲み分けられた形となる。
アプリ個別のページも大きくリニューアル。プレビュー映像は最大3本、スクリーンショットは5枚まで使用可能に。評価やレビューのスタイルが変更され、ランキング順位も表示される。また、App内課金の有無も分かりやすくなる。この他、検索やアップデートの画面も大きく変更される。
シラー氏はこれについて、「私たちはApp Storeから過去9年にわたり学んできたすべてを集大成し、それを美しい新デザインに込めました。刷新されたApp Storeはあらゆる要素がリッチに生まれ変わり、より美しく、さらにみなさんとつながれるものになりました」と述べている。現在開催中のWWDCでは、新しいアプリ紹介ページの作り方についてもセッションが行われる。
新しいApp Storeはこの秋にリリースされるiOS 11に実装される予定。なお、iOS 11の開発者向けプレビューは同日より、パブリックベータ版は6月下旬より提供が開始される。