学研ホールディングスは6月5日、「子どもに就いてほしい仕事」に関するアンケート結果を発表した。アンケートは、全国の子どもを持つ30代~40代の女性211人を対象に5月24日、インターネット上で行ったもの。将来、子どもに就いてほしい業種を尋ねたところ、最も多かった回答は「とくにない」となった。

子どもに就いてほしい職業「とくにない」が最も多い

「将来、就いてほしい業種」の1位となった「とくにない」(32.7%)について、同社は「強制したくない、自分がやりたいと思うこと、好きなことをしてほしい、そんな子どもの自主性を尊重するママが多いことがわかります」と分析。次いで第2位は「医療・福祉」(26.1%)、第3位は「公的機関」(25.1%)となった。

他の回答を大きく引き離して「専門職」が1位となった

続いて「将来、就いてほしい職業は何ですか?」と質問した結果、「専門職」(44.1%)が他の回答を大きく引き離し、1位となった。次いで「教員・公務員」(29.9%)、「大企業の社員」(28.4%)と続いている。

同社は「『好きな仕事に就いてほしい』という思いがある一方で、『安心した仕事に就いてほしい』というママの心情が見える結果となりました」とコメントしている。