女優の高畑充希が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』(毎週水曜22:00~)で、民放ドラマ初主演を務めることが5日、明らかになった。

『過保護のカホコ』に主演する高畑充希=日本テレビ提供

このドラマは、21歳にして生活のすべてが親任せで、過保護に守られて生きてきた女子大生・カホコが、自分とは正反対の環境で育った1人の青年と出会って成長していくホームドラマ。『家政婦のミタ』などの遊川和彦氏のオリジナル脚本で、大平太プロデューサーは「遊川さんと『今、日本で一番芝居の上手い若手女優さんとやろう』と決めました」と、高畑の起用理由を明かす。

その高畑は「私も一人っ子で両親に守られてきましたが、カホコちゃんとは大違いに育ちました(笑)」と強調しながら、「私にないものを持っているカホコを演じることで、予想外な発見がたくさんあるんじゃないかと今からすごく楽しみです」と作品に期待。

また、遊川氏については「作品への愛が強い方で、分からないことを尋ねると何でも答えてくださるし、一緒に考えてくださるので安心しています」といい、「たくさんのスタッフさんがいて、みんなでイチから作り上げていこうとしているチームの中で主演をやるんだと思うと、ドキドキがどんどん膨らんでいるところです」と心境を語っている。

今回のポスターで、"究極の箱入り娘"をイメージし、製作期間に1カ月をかけたプチプチの梱包材を使った特製ドレスを身にまとった高畑。「軽いんですけど、空気が通らなくて(笑)。すごく素敵なデザインのドレスで、お気に入りです。撮影の待ち時間には隠れてプチプチと潰していました(笑)」と裏話を明かした。

共演には、カホコを溺愛し、娘のすべてを把握していないと気が済まない母・泉役で黒木瞳、過保護に育った加穂子の将来を案じながらも厳しくできない父・正高役で時任三郎。黒木は「過剰な愛の先に何が待っているのか、撮影が今からとても楽しみです」、時任は「日テレのドラマは30年ぶりの出演です。今回『思っていることをなかなか口に出して言うことができないダメな父親の役』ですが、精いっぱいやらせていただきます」と意気込みを語っている。

高畑充希

黒木瞳

時任三郎