キミの瞳が、ボクをパパにする「ケッコンってなーに?って聞くキミへ」

5才になる長女が突然「ケッコンってなーに?」と聞いてきた。5才ぐらいになると、保育園の先生が結婚して苗字が変わったり、結婚式やプロポーズのシーンが出てくるアニメ映画を見るようになっていたので、どうやら気になっていたようだ。そして、その質問は簡単なようで、とても難しく、僕にはどう答えていいかわからなかった。

先日、弟の結婚式に家族全員で列席する機会があった。4才の長女と、5ヵ月の次女にとっては、はじめての結婚式という体験。ママは、まだ首がすわったばかりの次女が挙式中に大泣きしないか、とか、おてんば娘の長女が新郎新婦の指輪を運ぶリングガールをしっかり務められるのか、不安いっぱいの様子だった。

会場に着くと、長女は毎日のようにテレビにかじりついて見ていた大好きな某キャラクターのドレスを着ることができ、嬉しそうにはしゃぎまわった。そして、挙式がはじまると、次女はおとなしくママに抱かれ、長女は真剣な表情でリングガールの大役を無事にこなした。パパとママはほんとにほっとした。

長女は、きれいなドレスを纏ってキラキラした新婦のことを「きれい、お姫様みたいだ!」と、目を輝かせて見ていた。そして、「つくしも結婚する!」と言い放った。