ASUSは「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、同社タブレット「ZenPad」シリーズの新製品「ZenPad 3S 8.0(Z582KL)」と「ZenPad 10(Z301ML/MFL)」の2モデルをサイレントリリースしていた。提供時期や価格は"まだ調整中"とのこと。
ZenPad 3S 8.0(Z582KL)
約6.9mm厚の薄型Androidタブレットで、本体はメタル素材のユニボディを採用。ディスプレイは7.9インチ、解像度は2K(1,536×2,048ドット)。プロセッサにSnapdragon 652を採用し、メモリは3GBもしくは4GB、ストレージは32GBもしくは64GBを選択できる。カメラは前面5Mピクセル、背面13Mピクセル(F値2.0)。「ZenPad 3 8.0」と比べると、特にカメラ機能が大幅に強化されている。
Androidのバージョンは、スペック上ではAndroid 7.1だが、展示機では7.0が採用されていた。独自インタフェース「ZenUI」はバージョン3.5。バッテリ容量は4,680mAh。
前面下のホームボタンは物理ボタンで、その左右にバックボタン・アプリ履歴ボタンが、こちらはタッチセンサーで用意されている。6.9mmという本体高は、(特に8型クラスのタブレットでは)かなり薄く軽く感じられた。なお、展示機は"not final"ということで、今後デザインが変わる可能性がある。
インタフェースはシンプル。左側面にmicroSIMスロット、右側面に音量調節ボタンと電源ボタン。下にはスピーカーと電源用コネクタ(USB Type-C)、オーディオ端子という配置。音響面では、DTS Headphone:X7.1サラウンドをサポートする。
ボディは金属製だがさらっとた手触りで、指紋も目立ちにくかった。背面は基本的に非光沢で、一部のみ光沢のある質感になっている。
ZenPad 10(Z301ML/MFL)
Z301MLが1,280×800ドット、Z301MFLが1,920×1,200ドット解像度となる10.1型タブレット。ブースでの説明によると、こちらの方がメインストリーム向けの製品となり、MLではプロセッサにMediatek MT8735A(最大1.45GHz)を、MFLではMT8735W(最大1.30GHz)を内蔵する。メモリは最大3GB、ストレージは最大64GB。バッテリ容量は4,680mAh。OSはAndroid 7.0にバージョンアップし、独自UI「ZenUI」も備える。カメラは前面2Mピクセル、背面5Mピクセル。
本体はメタル製のシャーシだが、背面には、ニットパターンを印刷したプラスチック素材を採用しており、布のようなざらっとした質感になっている。インタフェースは充電用のUSB Type-CやmicroSIM/microSDスロットなどで、こちらもシンプルだ。