BIOSTARはIntel X299チップセットを搭載する新モデルとして、E-ATXフォームファクタのハイエンドモデル「X299GT9」を展示していた。最上位の「GT9」ということで、7つの拡張スロットはすべてPCI Express x16。そのほか10GbE、U.2×2ポート、ヒートシンク付きのM.2スロットなど、豪華な仕様に仕上がっている。

「X299GT9」。ハイエンドらしくゴールド/ブラックの基板カラー

PCI Expressスロットはすべて高耐久のメタルカバー仕様だった

M.2スロットにはヒートシンクを用意。その奥にはU.2ポートも

「GT TOUCH」機能を搭載。Sportモードでは性能、Ecoモードでは省電力を優先

またブースで目立っていたのは、ビットコインのマイニング向けマザーボードのデモだ。同社はLGA1151/AM4など各プラットフォームで製品を投入する力の入れようであるが、共通するのは、PCI Expressを6スロットを搭載し、さらに変換基板を使うことで、スロットの数以上のグラフィックスカードの使用が可能であること。

マイニング向けマザーボードのコーナー。一攫千金的な派手さ

デモで使われていた「TB250-BTC」。すでに日本国内でも発表済みだ

AM4マザーでもマイニング用マザーを新たにラインナップこちらはB350を搭載

実際にブースでは、Radeon RX 470カードを8枚接続したデモ機が用意されていた。6スロット中、1スロットにUSB3.0×4ポートの基板が刺さっており、物理的にはこれで合計9ポートということになるが、AMDのBIOS側の制約があるため、現状では最大で8枚までとなっている。なお電源は1,200Wが1台だけだった。

グラフィックスカード8枚刺しのデモ。拡張スロットの数よりも多い

ちょっと分かりにくいが、1スロットだけ4ポートの基板が刺さっている

28日間で979ドルの報酬が得られたとアピールしていた

また個人的に気になったのが超小型PC「P1」だ。大きさはわずか129×83×27mmの手のひらサイズ。CPUはクワッドコアのAtom x5-Z8350で、ファンレス動作を実現している。変わっているのは、フロントにRGB LED用の4ピン端子が用意されていること。担当者はここにLEDストリップを繋げられることをアピールしていた。価格は149ドル。

超小型PC「P1」。メモリは4GB、ストレージは64GB(eMMC)を搭載

ここにLEDストリップを繋げてどうしたいのかは良く分からないが……