日本ビジネスメール協会は6月2日、仕事におけるメールの利用状況と実態を調べた「ビジネスメール実態調査2017」を発表した。調査期間は4月1日~30日、調査対象は仕事でメールを使っている人で、有効回答は2,395人。
7割超が自分のメールに不安
仕事で使っている主なコミュニケーション手段を聞くと、1位「メール」(99.08%)、2位「電話」(90.10%)、3位「会う」(74.07%)となり、トップ3の順位は2011年から変化はなかった。
仕事で1日に送受信しているメールの平均通数は、送信「12.62通」、受信「39.28通」。仕事のメールを確認する頻度は、「1日に10回以上」が47.93%、「1日に4~9回」が29.69%、「1日に2~3回」が19.04%、「1日に1回」が2.13%と続き、1日に1回以上メールを確認している人は98.79%に達した。
いつまでに返信がこないと遅いと感じるか(急ぐ場合を除く)尋ねたところ、最も多かったのは「1日(24時間)以内」の37.95%で、このほか「4時間以内」が7.31%、「8時間以内」が6.14%など、計7割以上が「1日(24時間)以内」に返信がこないと遅いと感じていた。更に「2日(48時間)以内」では92.11%に上った。
自分のメールに不安を抱くことが、「よくある」人は13.53%、「たまにある」は57.87%で、計71.40%が自分のメールに何らかの不安を抱いていることが判明。不安の内容は、「正しく伝わるか」が68.36%、「誤字や脱字はないか」が55.15%、「宛先が間違っていないか」が44.27%と続いた。
過去1年間に仕事でメールの失敗をしたことが、「ある(よく+たまに)」人は計38.49%。自分がした失敗の1位は、「添付ファイルの付け忘れ」で43.82%となった。