今年で創刊40周年を迎えた、小学館の漫画雑誌『月刊コロコロコミック』(以下、コロコロ)。同誌は筆者にとって、文字が読めるようになってから小学校卒業まで読み続けた雑誌だ。毎年お年玉から「コロコロ代」が天引きされ、発売日になったら母が買ってきてくれるものだった。
そのコロコロが東京スカイツリータウンとコラボレーションし、「東京ソラマチ」(東京都墨田区)に「コロコロコミック伝説(レジェンド)カフェ ~40th ANNIVERSARY~」をオープンした。コロコロ育ちの筆者としては行かないわけにはいかないだろう!
店内は懐かしの作品から連載中の作品がいっぱい
この店では、同誌創刊40周年を記念したオリジナルメニューが登場。7月14日までは前期メニュー、7月15日~9月3日に後期メニューが提供される。早速店内に入ってみると、コロコロのヒーローたちがあちこちに! 入って右手の壁には、『爆転シュート ベイブレード』のタカオや『でんじゃらすじーさん 邪』のじーさんなどが描かれており、すでに懐かしくて胸が熱くなってきた。
また、柱には『おぼっちゃまくん』や『ゲームセンターあらし』など、30代のコロコロ卒業生にはちょっと懐かしい作品がお出迎え。奥には『でんじゃらすじーさん 邪』のオリジナル漫画などが描かれており、コロコロの世界にどっぷりと浸かれるものだらけだ。
テーブルにはオリジナルマットや、キャラクターが隠れているインターホンが置いてあり、一つ一つから目が離せない……。あっ、照明にもケシカスくんが隠れている!
ドリンクメニューにはオリジナルコースターが付いてくる
続いては、気になるメニューを見てみよう。まずドリンクメニューで出てきたのは、『ケシカスくん』の「カスつきカスチーノ風コーヒー牛乳」(税込730円)。表面には、「ケシカスくん」の顔が描かれていた。ちなみに、ソーサーに置かれている"消しカス"のようなものは、ココナッツなので食べることができる。
『100%パスカル先生』の「100%パスカル先生のマンゴー65%スムージー ~授業編~」(税込950円)は、さっぱりとしたマンゴーの味わいが楽しめるので、暑くなる季節に飲みたくなる一品だ。
そのほかのドリンクは、『ゲームセンターあらし』の「あらしのレッドアイ~炎のレバーでかきまぜろ~」(税込980円)、『妖怪ウォッチ』の「みんなともだち! 妖怪チョコメダルバナナスムージー」(税込950円)など。ちなみに、ドリンクを頼むとオリジナルコースターが付いてくる。このコースターは全部で14種類あり、コレクター心をくすぐられるだろう。
フードメニューにもレジェンド連載作品とのコラボがたくさん!
フードメニューにも、人気作品とのコラボレーションメニューがたくさん。『妖怪ウォッチ』の「ジバニャンのポークストロガノフ」(税込1,480円)は、ジバニャンの顔が描かれているので、食べるときにちょっと罪悪感が生まれるだろう。
また、パスタメニューに出てくる「ピカチュウ、キミにきめた! こっち向いてよカボチャパスタ」(税込1,380円)は、「ピカチュウ」がこちらに背中を向けているようなキュートなパスタ。体の色をカボチャで表したこの商品は、コクのあるクリーミーなもので女性にも人気がありそうだ。ちなみにモンスターボールは、トマトとモッツァレラチーズでカプレーゼになっていた。
そのほかのフードメニューには、『100%パスカル先生』の「パスカル先生の完璧(パーフェクト)オムライス」(税込1,380円)、『つるピカハゲ丸』の「肉なし? つるセコ 豆腐ハンバーグカレー」(税込1,480円)、『絶体絶命でんじゃらすじーさん』の「ゲベまん」(税込680円)といった、キャラクターの顔が描かれたメニューが多い。
さらに、スイーツメニューには、『爆転シュート ベイブレード』の「ベイバトル ミルフィーユスタジアム」(税込1,480円)や、『イナズマイレブン』の「サッカーやろうぜ!! 雷門イレブン超次元パフェ」(税込1,280円)といった洋菓子メニューから、『あまいぞ! 男吾』の「三つ巴団子と姫茶の男気セット」(税込1,180円)という和スイーツまで用意されている。
和田編集長「少年から、かつて少年だった人にこそ来てほしい」
オープンに際して、「月刊コロコロコミック」の和田誠編集長は、「コロコロコミックの中には、小学生にしか分からない世界があります。その世界観というのをもっと幅広い人に認知してもらいたかったので、さまざまな人が集まるスカイツリータウンで開かせていただきました」とコメント。
また、「コロコロコミックの読者というのは、『男の子が女の子に恋をするまで』とよくお話しますが、その男の子だった男性が父親になって、お子さまとこのカフェに訪れたとき、自分が少年だった時を思い出して子どもと話してほしい」と話した。
さらに、店内には連載作家たちの直筆サインがずらりと描かれている。そこには25年以上連載されている沢田ユキオ氏の『スーパーマリオくん』もあるので、コロコロ卒業生も懐かしく思うことだろう。
東京ソラマチ内にもコロコロスペースが設置
カフェ以外にも、東京ソラマチ5階の連絡ブリッジ通路には、全469号に及ぶ歴代コロコロの表紙が並べられた展示ゾーンも用意されている。施設内には、フォトスポットも設置されているので、これは撮らないわけにはいかないだろう!
カフェの営業時間は、10時~22時(L.O.21時)。ドラえもんの誕生日である9月3日までオープンしている。コロコロが好きだったあの頃、自分はどんな少年だっただろうか。そんな懐かしい気持ちが蘇る同店は、コロコロ卒業生なら必ず行くべきだ。
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