ネオマーケティングは5月31日、「2017年 食品購入に関する生活者意識調査」の結果を発表した。調査期間は3月29日~30日、有効回答は20~69歳の個人1,000人。
食品の安心・安全に高い意識
食材や食料品を購入する際に重視することは、「味」が90.5%でトップ。次いで「価格」が81.6%、「賞味期限」が63.2%、「産地」が48.5%、「国産であること」が40.8%と続いた。
国産の食材で買いたいと思うものを尋ね、「外国産より価格が高くても、国産のものを買いたい」「外国産と価格が同じなら、国産のものを買いたい」を合計すると、前年に続いて「牛乳」(94.8%)が1位を獲得。以下、「鶏卵」(94.8%)、「穀類」(93.8%)、「野菜類」(93.5%)、「きのこ類」(93.4%)の順となった。
日本で売られている牛乳が100%国産であることについては、計86.0%が「意義があることだと思う」と回答した。
食品に関して当てはまると思うことをそれぞれ質問したところ、「食品の安心・安全を維持するのには、コストがかかるものだ」に対し、計92.2%が「そう思う」と回答するなど、食品の安心・安全に対する意識が高いことがわかった。
日本の食品・食材はどのようにして安心・安全が守られてきたと思うか聞くと、最も多かったのは「農家や農協、行政などの努力によって」で65.2%、次いで「制度や法律によって」が57.3%となった。
輸入食品・輸入食材全般に対し不安に思うことは、「農薬」が62.9%で最多、以下、「添加物」が57.2%、「食品の偽装」が48.0%と続き、「特になし」は8.6%にとどまった。